市口桂子(いちぐち けいこ) 大阪府出身 大阪外国語大学卒 ボローニャ在住。漫画家・エッセイストの仕事を続けるかたわら、多数の日本の漫画・書籍をイタリア語に翻訳。 主要著書『フィレンツェ・ミステリーガイド』、『ローマ・ミステリーガイド』、『ヴェネツィア・ミステリーガイド』 市口桂子のボローニャな日々 http://www.keikosan.com/
去る7月30日で1912年の大正改元から満百年を迎えるとともに、今年も関東大震災が起こった9月1日が近づいてまいりました。日々の生活では、徐々にお盆の雰囲気が高まり、「東京音頭」や「炭坑節」の擦り切れた音色が生暖かい風にのって週末の部屋に届きます。さまざまな慰霊行為によって、時間や歴史への感覚が先鋭化するのがこの時期の特徴かもしれません。 さて小社では、9月1日を迎えるに当たって、『大正大震災──忘却された断層』(白水社、2012年)の著者である尾原宏之さんが大正時代に造詣の深い御三方にお話をうかがい、大正百年と関東大震災について考えるインタビュー読み物を配信いたします。 世間的にはフランスのイメージが強い小社ですが、関東大震災とは無縁ではありません。1915年に創業してようやく社業が軌道に乗り始めた矢先、震災が襲いました。 『白水社80年のあゆみ』(1995年刊行)をみると、それま
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