「いま考えるべき科学、文化、宗教の役割」 島薗 進さん(上智大学教授、原子力市民委員会座長代理・福島原発事故部会長) 今回のインタビューは、高木基金のニュースレター「高木基金だよりNo.37」の巻頭コラムのためにお願いしたものですが、いまの政府や経済界の科学や学問に対する姿勢に関わる問題から、日本における宗教団体の社会的な活動について、そして、NPOなどの市民活動や高木基金の役割などについて、話題は多岐に及びました。 - 今回はお忙しい中、インタビューをお引き受けいただきありがとうございます。早速ですが、このところ、政府や経済界から、国立大学の人文社会学系を縮小して、工学部などの「実学」に予算を重点配分するように求める動きが強まっていますが、島薗さんはどのように受け止めておられますか。 島薗 日本でもかつての経営者は、組織を運営していくにしろ新しい創造をするにしろ、経営において、教養的なも
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