2014年12月06日 永久機関と特許について 永久機関の発明・・・ 多くの発明家、というと言い過ぎでしょうけど、ある一定数の発明家にとって、永久機関は、夢の発明の一つでしょう。 ここでは、永久機関と特許について、特許審査官的な視点を交えつつ、考えてみたいと思います。 果たして、永久機関は特許になるのか? そんなことをお考えの方には、なにかのヒントになることでしょう。 (1)永久機関の正体について 永久機関の一つの形態として、「自然法則に反するもの」があります。 自然法則に反するけれども、機関の構成をあれこれいじっているうちに、なんだか永久機関になっちゃった! そんな感じのものです。これは、特許にはなりません。 ではなぜ、そのような永久機関になっちゃったのか? 以下では、一つの考え方を示します。 「1=2の証明」というのをご存知でしょうか。 ***************** b=aとする