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ブックマーク / joetip.hatenadiary.org (2)

  • 登場人物が「ただ見てるだけ」の壮大な叙事詩SFマンガ『ヨコハマ買い出し紀行』 - 天のろくろ

    前回、『ヨコハマ買い出し紀行』を空前絶後のユニークなマンガと書いた。私もそんなにマンガについて詳しいわけではないので確証はないのだが、この作品に似たマンガを思いつかない。この作品の後、いわゆる日常マンガや、ユルユルマンガが多く生まれた。特に『ARIA』『神戸在住』がセットになって語られることが多く良いマンガではあるが、YKKに比べれば普通のマンガである。物語の背景もキャラの出自もはっきりしており、1話ごとにちゃんとストーリーがあってオチがある。同じ作者の最新作『カブのイサキ』ですら、よくある若者の冒険&成長譚に見える。 『ヨコハマ』は物語の背景は分からずキャラの出自も分からず1話ごとにストーリーがなくオチがない。驚くべきことにほとんどすべてが謎なのである。説明的なト書きが皆無なのはもちろん、セリフでも説明がない。そのため作品内の事象、「なぜこうなのか?」という疑問はこちらで類推するしかない

    登場人物が「ただ見てるだけ」の壮大な叙事詩SFマンガ『ヨコハマ買い出し紀行』 - 天のろくろ
  • SFマンガの傑作『ヨコハマ買い出し紀行』(1994〜2006) - 天のろくろ

    新装版もはや8巻目かー。旧版持ってますが毎月買ってます。 知っている人がほとんどだと思いますが、このマンガによく冠せられる「癒し系」とか「ほのぼの」という言葉に恐れをなして読まず嫌いの人もいるかもしれないので、少しでも多くの人に読んで頂きたくここに紹介しておきます。 主人公の初瀬野アルファさん(一見20代前半の女性、スレンダーな体形で顔はぷっくりしている)は三浦半島西側の岬(『黒崎の鼻』が有力候補)の突端に「カフェ・アルファ」というコーヒーショップを営んでいる。この流行らない喫茶店に出入りするお客のおじさんや子供たちとのふれあいを通じて描く人生泣き笑い・・・と言うと小学館系のマンガによくある展開に見える。しかし舞台は今から数十年後、世界規模の大災害によって海水面が上昇し、人口は極端に減少し、都市は廃墟と化し・・・つまり人類が滅亡に瀕している世界なのだった。 しかもアルファさんは実は人間では

    SFマンガの傑作『ヨコハマ買い出し紀行』(1994〜2006) - 天のろくろ
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