ロボット=完全無欠な存在、とイメージする人は多いでしょう。本書に登場するロボットはどれも弱みや苦手を持ち、それゆえ周囲の助けをかりて初めてコトを成し遂げます。弱さを補いあい、相手の強さを引き出す〈弱いロボット〉は、なぜ必要とされるのか。生きることや他者との関係性、社会の在り方と共に考えます。 まえがき 第1章 他者とのかかわりを志向する〈弱いロボット〉 えっ、弱いロボット? それは、どんな? テーブルを囲んでの雑談から ぼんやりと心に描いてみる ゴミ箱の姿をしたロボットはどうか…… あり合わせの部品をかき集めてきて…… ロボットの振舞いをどう解釈するのか 子どもたちとのファーストコンタクト これってロボットなの? どこがすごいの? フツウのロボットって、どんな? 子どもたちとの間に生まれる「しなやかな強さ」 ちょっとだけ手のかかるロボットはどうか モジモジしながらティッシュを配ろうとする〈