日本海側の富山湾から日本アルプスを縦走して太平洋側の駿河湾に至る約415キロを、 外からの援助を一切受けずに8日以内に完走するというTJAR(トランスジャパンアルプスレース)。 過酷さで知られるこのレースで現在4連覇中の望月将悟さんは、静岡市消防局の山岳救助隊員でもある山のスペシャリストです。 柔らかな物腰が印象的な方でした。 −山岳救助隊員になったきっかけを教えてください。 高校時代に将来の夢が見つからず、19歳の時に飛び込んだのが静岡市の消防局でした。その中で“自分の仕事”を見つけていく時に、山岳救助を選んでやりだした、ということです。僕は静岡市街地から北に車で約60キロ行った井川というところで生まれ育ったので管轄している山の情報に多少詳しかったんですよ。山で事故があった時にしっかり道案内をできる人間が一人いてもいいんじゃないか、と思って山岳救助にのめり込んでいった感じです。 −井川と
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