cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日
かつて存在した中央公論社から出ていた総合科学雑誌。数式がたくさんでてくるような学術的に高度な記事からナチュラリストの自然文学的なものまで科学全般について伝えていた雑誌だ。理科はすでに教育でも分断が著しく、高校では理科全てを学びたいといっても全ての理科の単位すら取れない学校が大半であるそうだ。Science(理科・科学・理学)は一つなのだから、物理学、化学、生物学、天文学・・・といった分類すら無意味である。細分化されすぎた現代科学に対しワン・サイエンスを唱える為にも重要ではないか。電子書籍化するなどして、バックナンバーを全て復刊してほしい。せっかく、教育の電脳化で学校にタブレットを配るなどやっているのだからこういうものが学校から貰った教材タブレットにプリインストールされていれば下手な資料よりもかなり教育的効果も高いに違いない。補助金で全国の学校や図書館に頒布するなども方法の一つだろう。科学振
→紀伊國屋書店で購入 「ニセ札の作り方、教えます」 最近必要に迫られて古本ばかり読んでいるから、新本はほとんど読めていない。なので、むかし私が編集した、今でも新本で買える本について書いてみる。 『印刷雑誌』という名前の雑誌がある。「デジタル雑誌」に対する「印刷雑誌」という意味ではなく、“印刷の技術・科学情報の紹介”を目的とした月刊雑誌だ。 日本初の印刷専門誌として生まれた初代『印刷雑誌』の創刊は1891年。その後、誌名変更などを経て1918年に再創刊された2代目『印刷雑誌』は現在も印刷学会出版部から発行されている。 本書、『『印刷雑誌』とその時代 — 実況・印刷の近現代史』(以下、『その時代』と略)は、第1部が監修者によるジャンル毎(「印刷と社会」「印刷技術」など)の解説、第2部が『印刷雑誌』掲載記事のベストセレクションになっていて、「当時の印刷人が同時代を記した臨場感溢れる掲載記事を年代
昨日、BankART Studio NYKに行った際に、受付脇に並ぶパンフレット類の隣に、なんだかこころ惹かれる表紙の冊子がおいてあった。 パラパラとめくってみて、北九州市の情報誌なのだな、ということを理解するのに少し時間が必要だった。だって、あんまりにも中身のクオリティが高いから。 貰って来たのは、2号から4号までの3冊。創刊号が品切れになっているらしいのが悔やまれる。 特集が、2号が『おーい、市場!』3号が『大人の社会科見学 君は、工場を見たか。』4号が『誰も知らない、小さな島。』。題名を見ただけでもわくわくする。まず、上で見てもらったように、表紙が良い。中身が気になって、手にとってみたくなる、スタイリッシュな表紙。手がけているのは、暮らしの手帳の表紙などもやっていた『牧野伊三夫』という人、この人は北九州の出身。そして、中身をめくると、まず写真が良い。 遠慮の無い大サイズで、市場の特集
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