『〈盗作〉の文学史』で、日本推理作家協会賞の「評論その他の部門」をいただきました。「評論その他の部門」の同時受賞は円堂都司昭氏の『「謎」の解像度』だったのですが、先週たまたま円堂さんと別件の打ち合わせで顔を合わせる機会があり、「当日はどうしてればいいんですか?」と尋ねたところ、「俺たちが受賞することは絶対ないから心配しなくてもだいじょーぶ!(笑)」と太鼓判を押すので、「そうですよねー(笑)」と完全に油断しきっており、昨日、受賞の報せをいただいたときには、フライパンを振って晩メシなんぞをつくっていたという体たらくで、17時に電話を受け、泡を食って18時からの記者会見に走るという痴態を演じ、ご迷惑をおかけしてしまいました。「「盗作」というテーマの性質からいって、推理作家協会が評価しなければ、この本は評価されない」という判断が授賞理由のひとつとしてあったそうです。ありがとうございました。メールや