サッカーのワールドカップ(W杯)韓日大会で韓国の4強神話の主役だった柳想鉄(ユ・サンチョル)さん=前仁川ユナイテッド監督=が7日午後7時ごろ、すい臓がんのためソウル市内の病院で亡くなった。49歳だった。 19年5月に韓国プロサッカー仁川の指揮官に就任した柳氏は、シーズン中だった同年11月にすい臓がんの診断を受けた。それでもシーズン終了までチームを指揮し、1部リーグ残留という任務を成し遂げ、シーズン終了後に治療に入った。3年近く治療に専念していた柳監督は、テレビ番組に出演するなど回復に向かっている様子を見せた。「必ずピッチに戻る」と何度も意欲を見せていたが、最近になって病状が悪化し、帰らぬ人となった。 柳氏は韓国サッカーの歴史の中でもオールラウンドのマルチプレーヤーとして知られる。02年W杯のベスト4進出の主役だった柳氏は、洪明甫(ホン・ミョンボ)蔚山監督と共に02年W杯の公式ベスト11に選