思うところあるので少し書いてみる。ナチスの善し悪しの話ではありません。 gendai.ismedia.jp mazmot.hatenablog.com 結論 何か事象に対して、特に小論文の添削においては「よい」「わるい」を付けて全部を否定や肯定するのはナンセンスだと思う。 ポジションで変わる善悪 元記事では「ナチスもよいところがあった」という主張をする人に対しての批判*1で、まつもとさんの記事はその記事を受けて歴史に対する良し悪しの価値判断について書かれたものである。 この話題について思うのは、源氏物語のことである。千年前に生まれた小説だが、当時から絶賛され「源氏物語を読むまで死ねない」と仏像を掘り進めるオタクが現れるくらいである。ところが貴族の世の中から武士の世の中になって、質実剛健を良しとする時代になると「源氏物語?あんななよなよしてるのはなぁ」となり、「自分の父親の妻を寝とって子供を