Virtual PC 2004やVirtual PC 2007(以下まとめてVPC)、Virtual Server 2005(以下VS2005)上で実現される仮想マシン環境のシステム・クロック(時計)には、ホストOSのシステム・クロックと自動的に同期する機能が組み込まれている。この機能が有効になっていると、仮想マシンのシステム・クロックは常にホストOSのクロックと一致するように管理・制御される。そのため、ホストOSとゲストOSで時刻がずれたり、仮想マシンごとに時刻がずれたりするという問題は解消される。 だがこの自動的な時刻の同期機能は、わざと時間をずらして運用したい場合には不要なものである。例えばプログラム開発において、月末処理や期末処理などをテストする場合には、システム・クロックをわざと進めておき、特定の日時にプログラムが正しく実行されるかどうかを確認しなければならないからだ。また200