『仮想化』が今後のメインストリームであることは間違いない。導入企業も急速に増えている。だが,安易に仮想化に取り組むとかえってコスト高になるケースもあるし,障害発生時の対応は基本的にユーザーの自己責任になる。現実は甘くないのだ。ユーザー企業には,現在の仮想化技術の実力を見極め,自社の導入タイミングを計る“選球眼”が求められる。 第1回 割高になることもある仮想化のコスト 第2回 仮想化できないサーバー 第3回 仮想化で動作しない・保証されないソフト 第4回 発展途上にある仮想化の可用性
先週に引き続き、Windows Vistaで利用できる仮想化ソフトウェアについて紹介していきたい。前回は、仮想化技術とソフトウェアの紹介を行なった。今回は、それらを実際にPCにインストールして、ゲストOSを利用する手順、さらにはベンチマークを利用した各仮想化ソフトウェアのパフォーマンスなどについて紹介していきたい。 ●仮想化環境導入の4つのステップ まず、いきなりの訂正で大変恐縮だが、前回の記事でVirtual PC 2007が64bitのホストOSにもゲストOSに対応していると紹介してしまったが、正しくは「64bitのホストOSに対応している」で、64bitのゲストOSには対応していない。ここにお詫びして訂正させていただきたい。 さて、仮想化ソフトウェアを利用して、ホストOSにゲストOSをインストールする手順は以下のようになっている。 (1)仮想化ソフトウェアのホストOSへのインストール
2006年に「VMware Server」の無償配布が行 われ、一般PCユーザも「仮想マシン」ソフトで PCエミュレーションすることが手近かに可能と なった。 今回筆者は、Windows Vista で対応出来てい ないソフト(ここを参照)を使用する事を目的に、 高機能なVMware Server1.03と実行に特化 したVMware Player2Betaを試用してみた。 (右図:Windows Vista環境下、VMware Server で作成した仮想マシンのゲストWindows XPの 起動) 試用したマシン環境は、Intel DG965SS、Core2 Duo E6600 2.4GHz、DDR2-533 512MBx4、 GeForce 7600GT(VRAM 256MB) で、 ホストOSは Windows Vista Home Premium、ゲス
最近になって、商品ベースのWindows Vistaに対応する「VirtualPC」や「VMware Player」 「VirtualBox」の無償配布が行われ、一般PCユーザも手近かに「仮想マシン」ソフトで PC エミュレーションすることが可能となった。 仮想マシンを使用する大きなメリットは、ホスト OSから隔離された環境という「安全」を確保出 来る点 と仮想マシンはファイルなのでバックア ップしておけば簡単に「復元」を行える点にある。 「安全」はP2Pファイル共有ソフトの使用に、 「復元」は試用期限付き高価ソフトの使用に 好都合だ。 今回は、Windows Vista で対応出来ていない 動画系ソフト(ここを参照)を使用する事を目的 に、無料で利用可能な「仮想マシン」ソフトを 試用して、Windows XP環境を導入しその使い 勝手について比較してみた。
「VMware」シリーズ用の仮想PCを作成できる「VMX-Editor」β版が、3月28日に公開された。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XPで動作確認した。現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、動作には.NET Frameworkが必要。 「VMX-Editor」は、仮想PC作成・実行ソフト「VMware」シリーズ用の仮想PCを単独で作成できるソフト。「VMware」シリーズには、「VMware Workstation」などの製品版に加え、仮想PCの実行機能のみを備えるフリーソフト版「VMware Player」が用意されている。「VMX-Editor」と「VMware Player」を組み合わせて利用すれば、仮想PCの作成から実行までのすべてを、無料で行うことが可能だ。 仮想PCの作成はウィザード形式で、仮想PCのメモリ容量や動作させるOS
無償で利用可能な仮想マシン・ソフトが話題だ。米VMwareの「VMware Player」である。WindowsもしくはLinux上で動作する。VMware PlayerをWindowsにインストールすれば,Windowsと同時にLinuxを簡単に使える。 VMware Playerは,製品版の「VMware Workstation 5.5」と同じ仮想マシン・エンジンを使いつつ,仮想マシン環境の作成機能や仮想マシンのハードウエア設定変更機能などが省かれている。ただ,仮想マシンのハードウエア設定は,そのためのメニューが用意されていないだけで,実は変更可能だ。 仮想マシン・ソフトの利点は,時間をさかのぼれる点である。例えば,開発中のソフトや,入手経路が怪しいソフトなどを動かす場合,システムのクラッシュやウイルス感染といった万が一のことを考えると,実機での実行はちゅうちょする。だが,仮想マシン上
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