希望の党候補の応援で山形県入りした民進党前代表の蓮舫参院議員(左)。希望の党関係者の来援はない=13日、山形市七日町 衆院選山形1~3区で、希望の党の3候補が選挙戦終盤、党ポスターの掲示をやめるなど「党隠し」の戦術に出ている。3候補は当初、民進党の公認または推薦を得て立候補する予定だったため、想定していた支持層には、改憲や安保法制に肯定的な希望の党への拒否反応があるという。応援を依頼しているのも民進党関係者ばかり。選対関係者は「いま希望の党を口にすると逆効果」と口をそろえる。 酒田市郊外にある希望の党元議員、阿部寿一氏(58)=3区=の選挙事務所からは、窓に貼っていた党のポスターが姿を消した。 選対幹部の一人は「地方では希望の党公認は逆風。候補者個人を前面に出して戦う」と説明する。 1区の新人荒井寛氏(44)の選対幹部は「あいさつ回りでも、支持者から『どうして希望の党に入ったのか』との質問