霜による災害は桜のシーズンが終わってから 晩秋から冬と3月は、霜が良くおります。ただ、3月は霜が降りても被害となると、それほど大きくなりません。冬の間は、植物の芽が硬い殻などによって寒さから守られていますので、霜が降りても被害が出ません。 八十八夜(立春から数えて88日目の夜で今年は5月2日)がすぎた5月の霜は、植物が生育したあとでの霜であり、大災害をもたらします。このため「八十八夜の別れ霜」とか「八十八夜の泣き霜」という言葉が言い伝えられてきました。 霜注意報は、霜によって農作物に著しい被害が予想される場合に、その旨を注意して行う予報のことです。冬場は霜が降りても、植物が生育していないため霜注意報は発表しません。霜注意報は、気象庁が自治体等と協議して発表期間を決めています。 例えば、東京都千代田区では4月10日から5月15日で最低気温が2度以下、大阪市は4月15日以降の晩霜で最低気温が4