借金の泥沼にはまった韓国の20代、延滞率は世代別で最高 「マンション警備の仕事と運転代行、配達業を掛け持ちして働いたが借金を返すには足りなかった」 現在失業手当を申請して就職活動中のAさん(25)は、カードローンなどで借りた4000万ウォン(約442万円)を返済するために奔走したが、結局法律救助公団と庶民金融振興院の支援を受けた。返済期限を繰り延べ、毎月の返済額を減らす債務調整を受けたのだ。Aさんが借金に陥ったきっかけは、2020年に軍を除隊後、低金利をチャンスだとみて、仮想通貨や株式などに投資したことだった。Aさんは「最初は収益率が悪くなかったが、徐々にマイナスを記録し、結局元本も失ってしまった」と振り返った。 【表】今年6月末現在の住宅担保ローン延滞率 社会生活に第一歩を踏み出す20代が借金の泥沼から抜け出せずにいる。借金による投資の失敗、青年失業に加え、実生活で初めて経験する高金利と