PRE10-C. 複数の文からなるマクロは do-while ループで包む 複数の文を一つのグループとして実行するために、マクロがよく使われる。 この手の仕事には、一般にインライン関数の方が適している(「PRE00-C. 関数形式マクロよりもインライン関数やスタティック関数を使う」を参照)。しかし、インライン関数を使えない場面もある(たとえば、異なる型の変数に対する演算を行うときなど)。 マクロの中に複数の文が含まれている場合、これらの文は do-while ループで構文的にひとまとめにしておくべきである。そうすることで、if 節の中など、単一の文や文のブロックが期待される箇所において、安全にマクロを使うことができる。あるいは、if文、for文、while文において、本体が単一の文であっても波括弧を使用することで、マクロ中の複数の文は do-while ループを使わなくても正しく展開される