最近、日本経済新聞電子版に掲載された中村邦夫パナソニック前会長の言葉に、私はある衝撃を受けました。そして思い出したことは、日本の電機メーカーでの伝統的なソフトウエアの軽視、というより「ソフト嫌い」の伝統です。 この言葉が出てくる記事は、2012年7月2日掲載の「『さらばパナソニック』知られざるカリスマの胸中」です。経営の第一線を退く中村邦夫前会長へのインタビューに基づく記事で、その中にこんな言葉が出てきます。 僕はね、電機業界にはITという隕石(いんせき)みたいなんが落ちてきたんやと、今でもそう思うとるんですわ。 この言葉は、三洋電機の買収(2008年〜2009年)の是非に関する文脈の中で出てくる言葉です。そして、次のように続きます。 ライフスタイルも何もすべてを変えてしまったからね。デジタル化の波が急激にやってきて、われわれのようなメーカーは、さてどうするかと考えねばならなくなった。 こ
[レポート] 君はパラダイムシフトに生き残れるか? 株式会社オージス総研 山海一剛 ここ数年、IT業界に大きな変化が訪れつつあることは、誰もが感じているのではないでしょうか。 そしてそれは、クラウド、オープンソース、アジャイルといった技術的の台頭だけではなく、 もっと大きな社会の変化に関連付けて考える方が良いのかも知れません。 では、このような変革のときを迎えて、日本のITベンダはどのように変わらないといけないのか。 エンジニア、特にアーキテクトと呼ばれる人たちの仕事の仕方は、今までどおりでいいのか。 さらには、生き残りのために何を身につけないといけないのか。 オージス総研のプロフェッショナルコミュニティのひとつである「ITアーキテクトコミュニティ」でも、 このような議論が行われました。 答えはひとつではないのでしょうけれど、是非皆さんにも考えていただきたいテーマです。 コミュニティで発表
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