挫折知らずだった、東大出身エンジニアがはじめてぶつかった壁とはーー。テレビCMもスタートした『バンドルカード』で知られるFinTechベンチャー『カンム』。そのCTOに29歳で駆け上がった伊藤友気さんが歩んできた道のりに迫った。 「自分は本物じゃない」と悩み続けた。カンムCTO 伊藤友気 東京大学工学部に在籍し、大学2年生でプログラミングを始め、すぐに頭角を現した伊藤友気さん。在学中より、フリーランスのソフトウェアエンジニアとして活躍してきた。 「どう活動すれば業界に認めてもらえるのか。ひたすらオープンソースの改善に取り組んで、エンジニアのコミュニティに顔を出していました。…ただ、たまたま要領良く自己プロデュースできただけ。評価が上がれば上がるほど、自分の実際のレベルとの差を感じていました。外で活動する僕よりもずっと優秀な同級生が大学でプログラミングなどの技術をさらに高めている。彼らのほう