和歌山の魅力をイタリアに紹介しようと県内の観光地などを回っているイタリア人ジャーナリストらが2日、和歌山電鉄を取材、貴志駅(紀の川市貴志川町)のスーパー駅長「たま」と対面した。 取材は、昨年高野町とイタリア・アッシジ市が「文化・観光相互促進協定」を結んだのがきっかけ。イタリアの人々に世界遺産に指定された熊野古道など県内の観光名所を知ってもらおうと、県が東京在住のジャーナリストたちに声をかけ、実現した。 この日、取材班は「たま電車」に乗って和歌山駅から貴志駅へ。「たま」が描かれた車体デザインや、子供向けの絵本が設置されたユニークな内装に驚いた様子で、興奮しながら撮影していた。駅では、たま駅長は遠方からの来客を「にゃー」と迎えた。 フリージャーナリストのステファニア・ヴィティさん(39)は「こんなすてきな電車は世界中どこにもなく、地元の努力がローカル線を廃線から救ったいい例」と話した。記事は近