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ブックマーク / econ101.jp (6)

  • アントン・ハウズ「歴史とアイデアの勝利:ジョエル・モキイアのノーベル経済学賞受賞に寄せて」(2025年10月14日)

    今年のノーベル経済学賞受賞者の1人は、ノースウエスタン大学の教授、ジョエル・モキイアである。彼の名は、近代的経済成長(まずイギリス、次いでその他の国で生じ、過去数百年に渡り続いている、漸進的・持続的な未曽有の生活水準の向上)におけるイノベーションの重要性と切っても切り離せない。個人的な話をすると、産業革命の原因を解き明かす上でイノヴェーションの歴史を研究することが欠かせないと初めて気づかせてくれたのは、モキイアの著書『啓蒙の経済(The Enlightened Economy)』〔未邦訳〕だった。それ以来、私はイノヴェーションの歴史の研究でキャリアを築いてきた。 だが、今回のモキイアのノーベル経済学賞受賞で注目すべきは(そして、良い意味で驚きなのは)、モキイアの研究が、経済学のジャーナルに載るような類のものではない(それどころか、経済史のジャーナルの多くでももはや載らない)ということだ。過

    アントン・ハウズ「歴史とアイデアの勝利:ジョエル・モキイアのノーベル経済学賞受賞に寄せて」(2025年10月14日)
  • ノア・スミス「アメリカに労働者階級は存在しない」(2024年11月19日)

    アイデンティ政治は失敗したけど、階級政治ものぞみ薄だ 2017年、僕はバークレー大学で開かれたホームパーティーに参加していた。皆、ヒラリー・クリントンはどうしてドナルド・トランプに負けたかについて議論していた。カリフォルニア大学バークレー校の法学部に通っていた女性が、ヒラリーは「労働者階級」を無視したからよ、と断言した。彼女に、労働者階級とはどんな人なのかについて説明をうながした。彼女の想定にあったのは、学生ローンを抱え、学んだ人文系の学位を活かせないでいる「セックスワーカー」だった。 彼女の想定があまりに意外だったので、この件は心に残っている。労働組合に加入している自動車産業や鉄鋼業で働く労働者や、ヘルメットを被ったアメリカ中西部のステロタイプな男性を挙げると思っていたし、アメリカの民間部門労働者で組合に加入している割合がいかに少ないか、製造業に従事するアメリカ人がいかに少なくなったかに

    ノア・スミス「アメリカに労働者階級は存在しない」(2024年11月19日)
  • ジョセフ・ヒース「文化政治はなぜ生き残り続け、失敗し続けるのか」(2024年11月15日)

    フランクフルト学派はこのような仮説を唱えていたが、それが正しくないことを示す証拠は以前からごまんとあった。現実を見れば、リベラルがハリウッドを支配していることに自覚的になってもたらされたのは、嘲笑、離反、反発の高まりだけだ。 まだ消えたわけでもない人物に対してなんだが、スティーヴ・バノンについて次のように論評するのはフェアなはずだ。彼は2つの点で私たちの記憶に残り続ける人物となるだろう。第一は、彼のメディア戦略だ(「一面にクソを撒き散らせ」)。第二は、アンドリュー・ブライトバート(Andrew Breitbart) [1]訳注:アメリカの右派メディア、ブライトバート・ニュース・ネットワークの創業者。 のスローガン(「政治文化の下流にある」)を広めたことだ。このスローガンはアメリカ文化戦争の大乱戦の幕を開いた。「政治文化の下流にある」という考え方は、1960年代以後「リベラルはハリウッ

    ジョセフ・ヒース「文化政治はなぜ生き残り続け、失敗し続けるのか」(2024年11月15日)
  • ジョセフ・ヒース「反自由主義的リベラリズム」(2024年7月30日)

    YIPたちはこの緊張関係を処理するために、伝統的なリベラルの教義に潜む曖昧さや抜け穴を利用して、自らの奉じる価値と戦術との間にある矛盾を中和している。結果、私が「反自由主義的リベラリズム(illiberal liberalism)」と呼ぶ政治スタンスが生まれる。 近年の政治環境で最も奇妙な点の1つは、はっきりとリベラルの伝統に基づいた価値観を奉じながら、そうした価値観を促進するために、明らかに反自由主義的と言いたくなるような戦略をとる人が非常に多いことだ。ソーシャル・メディアからファシストを追放したがっている「反自由主義的な進歩派の若者(YIP:young, illiberal progressives)」が、現代の共和党員のほとんどを「文字通りの意味でのファシスト」と見なしているという話は今やおなじみである。 こうした若い活動家が、自身の表明している価値観と自身のとる政治手法との間にある

    ジョセフ・ヒース「反自由主義的リベラリズム」(2024年7月30日)
  • ノア・スミス「なんで Twitter にいるアメリカ人学者たちはあんなにヤな奴なの?」(2024年7月1日)

    ノア・スミス「なんで Twitter にいるアメリカ人学者たちはあんなにヤな奴なの?」(2024年7月1日) Prashant Garg & Thiemo Fetzer の愉快な共著論文が新しく出てきた.主題は,Twitter で投稿してる学者たちについて.著者の Garg が研究結果を要約してる連続ツイートをこちらで読める.一般に,学者たちは読者が予想してるとおりの人たちだ――世間一般の人たちに比べると,より合理的で,それほど回りにとって厄介な人じゃなくて,それほど自己中心的でなく,社会主義寄りで,文化面ではより自由尊重で,気候変動についての懸念が強い: Source: Garg & Fetzer (2024) でも,それは他のいろんな国々の人たちもふくめた学者全般の話だ.アメリカの学者たちは,ヨソの学者たちとはちょっとばかりちがってる.アメリカの学者たちは有意に自己中心的で厄介で感情的

    ノア・スミス「なんで Twitter にいるアメリカ人学者たちはあんなにヤな奴なの?」(2024年7月1日)
  • 創造性と自由

    (訳者:はてブでのnagaichiさんからの指摘を受けて、Florenceを「フローレンス」から「フィレンツェ」に変更しました。ありがとうございます。) 2018年1月6日、 VoxEU原文 Michel Serafinelli、トロント大学経済学准教授 Guido Tabellini、ボッコーニ大学経済学教授 概要:イノベーションはしばしば特定の地域、いわゆる「創造性クラスター」に集中している。このコラムでは有名人の出生についての新しいデータを使って、11世紀と19世紀の間のヨーロッパの都市における創造性のダイナミクスについて探求する。その結果は、創造性が経済的繁栄に先立つ事、そして個人的および経済的自由を守る都市の制度が多くの領域でのラディカルなイノベーションにつながっていく事を示している。 創造性は様々な分野において時間的、空間的にしばしば非常に高く集中している。15世紀、フィレンツ

    創造性と自由
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