この記事の3つのポイント イーロン・マスクが独裁者にすり寄る悪夢 科学技術と宗教は意外に似通った部分を持っている テック・ギークと独裁者との関係は不安定 前回、米スペースXのイーロン・マスクCEOは、本気で火星に植民しようとしており、だとするなら、彼には米大統領選で共和党のドナルド・トランプ候補を徹底的に籠絡するだけの理由がある、それを実現すれば米政府を間接的に動かすことが可能になり、火星植民の実現に近づくからだ、という話を書いた(トランプのマブダチになることを恐れないあいつ)。 妄想が現実とシンクロ?! すると、私の記事が日経ビジネス電子版に掲載されたまさにそのタイミングで米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が「マスクCEOが、ロシアのプーチン大統領と2022年後半以降、定期的に連絡を取っている」と報道。さらに、米航空宇宙局(NASA)のネルソン長官が、国家安全保障上の懸念からこ