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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (15)

  • 世界は観測史上最も暑い夏になる可能性、日本でも猛暑に警戒を

    世界はこの夏、観測史上最も暑い夏になる可能性があるという。世界気象機関(WMO)は6月が史上最も暑くなり、7月7日には世界の平均気温が最高値を更新したと発表した。ここ数年は北半球を中心に「熱波」が常態化し、干ばつ、豪雨など気象の「極端化」が顕著だ。WMOは7年ぶりに発生したエルニーニョ現象が世界平均気温をさらに高める可能性があるとの懸念を示した。 エルニーニョ現象は日に涼しい夏をもたらす傾向にあったが、現在、日の南方では既に太平洋高気圧の張り出しが強い。梅雨明け前から高温が続き、各地で熱中症リスクが高まっている。梅雨が明けて格的な夏を迎えるにあたり、記録的猛暑に対する最大限の警戒が必要だ。

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    wkoichi 2023/07/21
  • コロナ後遺症の謎を解く鍵? 「毛細血管を詰まらせる微小血栓」

    走査型電子顕微鏡(SEM)による血栓の拡大画像。繊維状のタンパク質によってできた網に、血小板(青紫)という小さな細胞片と赤血球が引っかかってできている。毛細血管にできるものは微小血栓と呼ばれる。(MICROGRAPH BY ANNE WESTON/EM STP, THE FRANCIS CRICK INSTITUTE, SCIENCE PHOTO LIBRARY) 新型コロナウイルス感染症から回復した後も、多くの人が悩まされるコロナ後遺症(罹患後症状)。その仕組みを解明する研究が2年以上にわたって行われてきたなかで提唱された仮説の一つに「微小血栓」がある。微小血栓ができて毛細血管がふさがれると、血液や酸素の流れに影響が生じ、様々な症状につながるという説だ。 新型コロナ後遺症と微小血栓が関連している可能性を最初に指摘したのは、南アフリカ、ステレンボッシュ大学の生理学者イセレシア・プレトリウス

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    wkoichi 2023/02/01
  • オミクロン株はなぜ感染しやすく、重症化しにくいのか、最新研究

    2021年1月6日、カナダのアルバータ州エドモントンで、新型コロナウイルスの迅速抗原検査のために綿棒で検体を採取する女性。オミクロン株では鼻腔ではなく咽頭をぬぐうよう勧める投稿が米国のSNS上で増えているが、抗原検査の使い方は変わるのだろうか。(PHOTOGRAPH BY ARTUR WIDAK, NURPHOTO VIA GETTY IMAGES) もし今、米国で新型コロナウイルスに感染した場合、それはオミクロン株である可能性が高い。米疾病対策センター(CDC)によると、1月8日までの1週間に米国内で遺伝子解析された症例の98%以上がオミクロン株によるものだった。 元のウイルスと比べて変異の多いオミクロン株は、これまでの主流だったデルタ株とは大きく異なるため、過去2年間で身につけたリスク管理のやり方を部分的に変える必要があるかもしれない。 オミクロン株は感染力が強くなっているだけでなく、

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    wkoichi 2022/01/18
  • 新型コロナ「接触通知アプリ」はどれほど有効なのか

    結局、インペリアル・カレッジ・ロンドンのチーム、ハーバード大学のチームの論文にあったようなロックダウン的な介入を繰り返すシナリオが避けられないなら、せめて、大波と大波の間のいわば「COVID-19時代の平時」の対策として、クラスター対策をより効果的に行って、その「平時」の期間を延ばしたり、最終的に経なければならない大波の数を減らしたりできるのか、ということが気になる。 つまり、きちんと検査して積極的疫学調査で濃厚接触者をさかのぼって探し出し、見つかった感染者はすみやかに隔離し……ということがどれだけきちんとできるか、だ。 日の限られたリソースでは、ちょっとした外的な要因が入っただけで崩れることが3月から4月の経験で分かった。「新しい生活様式」は当然のごとく取り入れなければならないだろうし、問題が多かった検査についてもPCR検査を拡充する方向にあるようだ。しかし、接触調査の担い手は急には増

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    wkoichi 2020/05/22
  • 新型コロナウイルスはこうして広がっている、遺伝子技術で判明

    新型コロナウイルスの透過型電子顕微鏡画像。米国初の感染者から単離されたもの。球状のウイルス粒子(青く染色されている部分)の中に見える黒い点はウイルスのRNAの断面。(IMAGE BY CDC / HANNAH A BULLOCK; AZAIBI TAMIN) 無償で公開されているオープンソースプロジェクト「ネクストストレイン」(Nextstrain.org)は、アウトブレイク(集団感染)を起こした病原体の博物館のようなものだ。世界各地の研究機関が、患者から採取したウイルスの遺伝子配列データをここに投稿する。ネクストストレインはそのデータを使って、感染の広がり方を示した世界地図や、ウイルスの系統樹を描き出している。(参考記事:「オープンソースな養鶏は可能か―――遺伝子を企業支配から解放する」) ネクストストレインが取りこんだ新型コロナウイルスのゲノムは、3月末の時点で2000を超えた。データ

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    wkoichi 2020/03/31
  • バスクってどんなところ? 独自の文化と歴史

    バスクの伝統の踊り手たち。1950年代のナショナル ジオグラフィック誌に掲載された。(PHOTOGRAPH BY JUSTIN LOCKE, NAT GEO IMAGE COLLECTION) スペイン北部のバスク自治州を旅すると、海岸の絶景や静かな農村の風景を楽しめる。そしてもちろん、バスクの人々にも出会えるだろう。その歴史は彼らの誇りだけではなく、抑圧と苦闘に満ちている。(参考記事:「10月にこそ訪れてみたい海外の旅先 厳選5カ所」) バスク民族は、古くからフランス南西部とスペイン北東部にまたがる地域に暮らしてきた。この辺りは他の地域からはバスクと呼ばれ、彼ら自身はエウスカル・エリア(Euskal Herria)と呼ぶ。「エウスカル」はバスク語を意味する。バスク語はフランス語ともスペイン語とも、それどころか他のどんな言語とも、言語学的にはっきりと異なる。現在ではバスク人のおよそ28%が

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    wkoichi 2019/12/09
  • 「アマゾンは地球の酸素の20%を生産」は誤り

    現在の酸素濃度は数十億年間に蓄積した結果 コー氏によると、この主張は「物理的にありえない」という。理由は単純に、木が光合成により地球の酸素の5分の1を生成するには、大気中の二酸化炭素の量が足りないからだ。(参考記事:「発電する葉、自然に学ぶエネルギー」) 大気中に含まれる二酸化炭素は0.5%未満なのに対し、酸素は21%だ。たとえ吸収した二酸化炭素分子と同じ数の酸素分子を木が排出するとしても、大気中の酸素の5分の1もの量をアマゾンが作り出すことは不可能だ。 数人の科学者が、より正確な値を推定している。英オックスフォード大学環境変動研究所の生態系科学者ヤドビンダー・マルヒ氏は、熱帯林が陸上での光合成の約34%を担っていると推定した2010年の論文に基づき、計算を行った。面積を考えれば、アマゾンはその約半分を占める。つまりアマゾンは、陸上で生産される酸素のうち、約16%を作り出していることになる

    「アマゾンは地球の酸素の20%を生産」は誤り
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    wkoichi 2019/08/30
    “アマゾンに限らず、あらゆる生物群系の(酸素濃度への)影響は、差し引きすればほぼゼロ”
  • 【動画】76羽のひな育てるカモ、なぜこんなことに

    76羽もの子ガモを引きつれた母さんカモの写真が話題を呼んでいる。写真をInstagramに投稿したのは、野生動物の写真愛好家ブレント・チツェクさんだ。今回ご紹介する新しい動画を見れば、よちよち歩きの赤ちゃんの大群を見事に率いてみせる母さんカモの奮闘ぶりがおわかりいただけるだろう。 米ミネソタ州ベミジ湖で観察されたカモの行列を見ていると、さまざまな疑問が湧いてくる。なぜこんなに多くの子ガモがいるのだろう? どうすればこんなに大勢の面倒を見られる? 子ガモたちは成長したあとはどうなるの?(参考記事:「【動画】卵から出るフラミンゴ、奮闘の24時間」) 米ミネソタ州天然資源省の水鳥の専門家スティーブ・コーツ氏の説明によれば、このカモはカワアイサで、子ガモたちは母さんカモのあとを追って餌をもらい、捕者から守ってもらっているという。だが、全ての子ガモがこのメスの子ではない。湖ではほかにも子ガもがたく

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    wkoichi 2018/08/03
  • 鳥 大特集2018

    【動画】棚氷の崖から落ちるコウテイペンギンのひなたち、初 2024年1月にドローンで撮影された世界初のこの珍しい光景は、海氷が減少し、コウテイペンギンが適応を余儀なくされれば、一般的になるかもしれない。 世界に広がる鳥インフル、南極でも初確認、各地で動物が大量死 H5N1亜型という高病原性鳥インフルエンザウイルスが米アラスカから南極まで世界各地に広がり、海鳥やアザラシのコロニーで大量死を引き起こしている。 ネコかハトか、スパイの適性を持つ動物は? 真面目な研究の歴史 相手の情報をどのように入手するか、世界の諜報機関は常に工夫を凝らしている。そのひとつが動物スパイの研究だ。人間がたどり着けない場所にネコやハトを送り込んだ。

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    wkoichi 2018/03/05
  • 第1回 鳥類学者が選んだ「すごい鳥」たち

    茨城県つくば市にある国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所は、その名の通り、森林に関する研究所だが、なぜか鳥獣生態研究室という部署がある。それどころか、立派な鳥の標収蔵庫まで備えている。国立科学博物館や山階鳥類研究所など、標を多く持っていてしかるべき機関には及ばないものの、それでも国内では五指に入る規模だというから驚かされる。 ベストセラーになった『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』の著者で、この収蔵庫の「主」でもある川上和人主任研究員に案内してもらった。 きっかけは、川上さんが「すごい」と思う鳥についての話題だ。川上さんは、前出の書籍でも「鳥が特別に好きなわけじゃない」と公言している。にもかかわらず、鳥の研究の話を始めると、最初は飄々とした語り口の中にやがて熱がこもり、高温の青い炎を周囲に撒き散らすがごとき様相に至る。 「鳥って、まず、飛ぶってことがすごいなと思い

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    wkoichi 2018/03/05
  • クローンを作って激増したザリガニ、秘密は染色体

    ミステリークレイフィッシュのゲノムを分析した結果、全てのサンプル個体は1匹のメスを祖先に持っていることが明らかになった。最初のクローンは、約30年前に水槽の中で生まれた。(PHOTOGRAPH BY FRANK LYKO, BKFZ) 全ては、1匹のメスから始まった。 1995年、米フロリダ州エバーグレーズでスラウクレイフィッシュ(slough crayfish、学名Procambarus fallax)と呼ばれる1匹のザリガニが捕獲された。ある愛好家が生き物フェアでそれを見つけて購入した。すると、なぜかそのザリガニは交尾相手なしに自分のクローンを作成して繁殖し始め、ミステリークレイフィッシュ(別名マーブルクレイフィッシュ、学名Procambarus virginalis)と呼ばれるようになった。 飼い主は、みるみるうちに増えるクレイフィッシュを飼いきれなくなり、ペットショップへ持ち込んだ

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    wkoichi 2018/02/09
  • 【動画】朗報! 絶滅危惧インコ守る「鉄壁巣箱」

    見た目はかわいらしいフクロモモンガだが、オトメインコ(Lathamus discolor)にとっては恐ろしい天敵だ。 オーストラリアのタスマニア島では、農業と林業の拡大に伴って森林伐採が進んでいる。そのせいで、この島にすむオトメインコが深刻な絶滅の危機に直面し、わずか2000羽にまで減少した。70メートルの巨大な木が次々に切り倒され、オトメインコが卵を産む場所がなくなってきている。(参考記事:「新種インコを発見、声はタカ似、残り100羽ほどか」) だが、それ以上に彼らの脅威となっているのが、タスマニアで大量に繁殖したフクロモモンガだ。 手のひらサイズのフクロモモンガはリスに似ているが、リスよりも目が大きく、丸々とした体をしている。19世紀半ばにオーストラリア島からペットとしてこの島へ持ち込まれ、後に野外へ放されて外来種として定着した。(参考記事:「【動画】フクロモモンガ 夜のお出かけ」)

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    wkoichi 2017/11/10
    夜になると入り口が閉じる巣箱を設置して、夜間に天敵から襲われるのを防ぐ試み
  • 第2回 なぜ日本は問題先送りの漁業補助金を撤廃できないのか

    が資源回復の光明を見いだせないなかで、アイスランドやノルウェーなど回復に成功している国がある。その決定的な違いは採用している管理制度。主な漁業先進国が取り入れているのはオリンピック方式ではなく、IQ方式やITQ方式と呼ばれるものだ。 まず、IQ方式だが、これは「Individual Quota」、つまり個別漁獲割当方式といって、TACで設定された漁獲量をそれぞれの漁業者に割り当てる方法のことをいう。 「自分の漁獲量が決まっているから、他人の動向に左右されることなく漁ができます。年間を通じて操業計画が立てられるのでコストの計算もできますし、市場を見ながら高い魚を選んで漁をすることもできる。韓国は1999年にIQ方式を導入し、2003年に110万トンだった沿岸・近海の漁獲量が2008年には130万トンに増加しています」 しかし、このIQ方式には制約もある。たとえば、ある業者は2000トンの

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    wkoichi 2016/10/12
  • 第36回 添い寝の功罪

    では「川の字になって寝る」という表現がある。 よく知られているように、小さな子どもを真ん中に挟んで親子3人仲むつまじく眠るさまを漢字で表したものだ。 寝相の悪い子どもが2人いた筆者にとっては、その当時は「川」というよりは「少」、時には「爪」、酷いときは「升」といった漢字、いや感じで、が出張で不在の時など息苦しくて目を覚ますと「干」になって窒息しそうになっていた時もある。 とはいえ、眠りを邪魔されるのは子どもの側も同じである。トドのように寝床で子どもを押しつぶすと言うことではない。アジアに多い添い寝の習慣が子どもの睡眠不足を助長しているのではないかというお話である。 後でも紹介するが、日を筆頭にアジア圏の多くの国々の子どもは睡眠時間が短いことが知られている。その理由は各年代で異なるが、乳幼児の睡眠時間が短いのは子ども用寝室で早めに寝かしつける習慣がないからだと指摘する研究者がいる。今

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    wkoichi 2015/10/29
  • ウナギが食べられなくなる日

    人が長きにわたってべてきたウナギの資源が危機的な状況にある。養殖ウナギの「原料」となる稚魚「シラスウナギ」の漁獲量の減少が著しいからだ。今季は3年連続の極度の不漁で、ウナギに絶滅の危機が迫っていると言われるまでになってきた。日のウナギ消費がピークを迎える土用の丑の日を前に、ウナギ漁やウナギ消費の現状を探った。 第1回 乱獲で資源は危機的に、生息地破壊も一因 2012年7月12日 第2回 背景に日の消費爆発、定着した薄利多売のビジネスモデル 2012年7月19日 第3回 外来種輸入には多くの問題、資源管理に漁獲規制が急務 2012年7月26日 第4回 さらに深まるウナギの危機 歯止めかからぬ資源減少 2013年7月11日 第5回 ウナギ取引は不透明 規制強化が不可欠に 2013年7月22日

    ウナギが食べられなくなる日
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    wkoichi 2013/04/21
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