家族にも会社の所在地を話すのはご法度、公共の場所にあるUSBポートは使用禁止。仮想通貨取引所「クラーケン」を運営するペイワードの社員には過剰とも思えるセキュリティールールが定められている。背景には、防犯対策につけ入る隙を与える最大の要因は「人の言動」にあるとの考えがある。 クラーケン・ジャパン代表の千野剛司氏は、「鉄壁の守りを物理的に入れても脆弱性は人にある。情報は必ず人を通じて漏れる」と強調する。ペイワードの最高セキュリティー責任者、ニック・ペルコッコ氏も「最高の保護は洗練されたテクノロジーではなく、全社員の意識だ」と話す。
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