ブックマーク / fujipon.hatenablog.com (14)

  • ある大型書店のレジで起こった、悲しい出来事 - いつか電池がきれるまで

    先日、仕事を終えたあと、ショッピングモールに入っている大型書店へ行ったときのこと。 欲しいを買ってレジで会計をしていたのだが、その途中で店員さんが文庫を一冊、地面に落としてしまった。 一瞬、気まずい沈黙が流れたあと、彼女は「ブックカバーはお付けしますか?」と尋ね、「いりません」と僕が答えると、そのまま落としたを袋に入れた。うーむ。 僕は基的に、未開封とか美にこだわるわけではない。でも、平積みのを買うときには、一番上は避ける、というくらいのことはやってしまう。読むときも、書き込みはしないけれど、付箋を貼ったり、読みかけのところで伏せたりすることは多いし、をものすごく丁重に扱うわけではない。 とはいえ、レジに持っていったを落とされたのに、何事もなかったかのようにふるまわれると、「何それ」と不快にはなった。 結局、何も言わなかったのだけれど。 人間だから落とすことだってあるだろう

    ある大型書店のレジで起こった、悲しい出来事 - いつか電池がきれるまで
    wonodas
    wonodas 2019/01/31
    そういうのめんどくさいのでこっちから「あ〜だいじょうぶですよ〜」っていうようにするとお互いに楽である
  • 狭い世界での「権力者によるパワハラ・モラハラ・セクハラの複合攻撃」について - いつか電池がきれるまで

    www.buzzfeed.com lineblog.me note.mu note.mu はあちゅうさんの告発を読んでいるだけで、僕も息をするのが苦しくなってきました。 僕がこれまで体験してきたのは、主にパワハラ、モラハラで、明確なセクハラを受けたことは記憶にないのだけれど。 いまの日では、男性がセクハラを受ける割合は少ないだろうし。 fujipon.hatenadiary.com 電通のコメントなんかは残念極まりないし猛省して今後の対応をすべきだけど、電通とか広告業界関係なしにこういう話ってあちこちにゴロゴロ転がっているので、「これだから電通は~」みたいに電通をスケープゴートにして叩くのは少し違うんじゃないかなーと思った— ヨッピー (@yoppymodel) 2017年12月17日 ヨッピーさんのツイートにもあるように、こういう狭い世界での「権力者によるパワハラ・モラハラ・セクハラの

    狭い世界での「権力者によるパワハラ・モラハラ・セクハラの複合攻撃」について - いつか電池がきれるまで
    wonodas
    wonodas 2017/12/18
    ほんとに愛だと思ってやるやつもいると思うよ家庭内とかそうだもん
  • 翻訳者・通訳の仕事に近づくことができる7冊の本 - いつか電池がきれるまで

    cruel.hatenablog.com 僕は「ことば」を仕事にしている人の話を聞いたり読んだりするのが好きです。 憧れてはいるけれど、自分にはそれを仕事にするほどの能力も熱意もなかったのだよなあ。 ある意味、それを生業にしていないからこそ、傍観者として楽しめるのかもしれません。 冒頭のエントリを読んで、僕がいままで読んできた、翻訳者や通訳者のを思い出したので、そのうちのいくつかを紹介してみます。 (1)特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話 fujipon.hatenadiary.com 大森望さんが書かれた。「翻訳者の心得」についての文章なのですが、これを読むと、「訳すだけ」で、「英語に詳しければできる仕事」のようなイメージがある「翻訳」とくに「海外文学の翻訳」というのが、いかに大変な仕事であるかがよくわかります。「森が見えていれば、それほど大まちがいをする心配はありません

    wonodas
    wonodas 2017/11/15
    原文に忠実な「読みやすい訳」ってのが難しいんだろうなぁ。まぁピカソの画風の変化のようなあれでわ(わかりにくい
  • 「できない人」のための生存戦略 - いつか電池がきれるまで

    kyoumoe.hatenablog.com ああ、なんだかここに書かれていること、僕にもあてはまるなあ、なんて思いながら読みました。 僕は物事の優先順位をつけるのが苦手で、「絶対にやるべき、締め切り間近の仕事」があるにもかかわらず、あまり急がなくてもいいような些事を「これを先に終わらせてしまわなければ!」という強迫観念にとらわれて先にやろうとしてしまうことが少なからずあります。 完璧主義のはずなのに、途中で自分のイメージする「完璧」から少し外れてしまうと、「もういいや」と全部投げ出してしまいたくなる。 100か0か。 実際は60で十分だったり、100じゃなくても、60より70や80を目指すべきなのに。 40歳を過ぎると、自分がそういう人間であるということに慣れてきて、自分自身の取り扱いマニュアルみたいなものができてはいるんですけどね。 少なくとも臨床の場で、あまり不安定な仕事をするわけに

    「できない人」のための生存戦略 - いつか電池がきれるまで
    wonodas
    wonodas 2016/06/18
    中華料理屋の話、店主が中国人なら中国は最初に全部注文するシステムだからだと思うけどね
  • 「意識高い系小説」としての『山月記』 - いつか電池がきれるまで

    参考リンク:『山月記』(青空文庫) 中島敦 山月記 いまも多くの教科書に採用されているらしいので、この中島敦の『山月記』を読んだことがある人は多いはずです。 僕は中島敦大好きなのですが(もともと中国史も好きなので)、この『山月記』に関しては、なんともいえない「美しさ」とともに、やるせなさを感じる作品でもあります。 斎藤美奈子さんの『名作うしろ読み』の文庫版を読んでいたら、この『山月記』も採りあげられていたのです。 斎藤美奈子さんは、『山月記』について、こう仰っています。 詩人になりたいという夢を果たせず、トラにされた李徴。小説としては鮮やかな幕切れである。が、教育的にはどうなのか。「臆病な自尊心と、尊大な羞恥心」をキーワードに、学校では「才能があっても努力しなければダメである」みたいな教訓をむりやり引き出す。でもこれ、「才能もないのに夢をみても人生を棒にふるだけである」とはいえない? これ

    「意識高い系小説」としての『山月記』 - いつか電池がきれるまで
    wonodas
    wonodas 2016/03/14
    え?そもそも才能だけでも努力だけでもダメだ、覚悟を決めろって話じゃないのか山月記って。李徴は一旦は官吏に甘んじてるしそのせいで虎になってんだが
  • 「妻の妊娠・出産」が「天災」になるとき - いつか電池がきれるまで

    banban.hatenablog.com ああ、こういうのって、実際にされたら、たしかに「一生忘れない」だろうな……と思いつつ読みました。 b.hatena.ne.jp このブックマークコメントを読んでも、まあ、妊娠中の浮気なんて最低だよね、というのと、別に妊娠中じゃなくても最低には違いないよね、というのと。 ピンポーン あれ、誰か家に来たみたい。 知り合いの劇画原作者が、久しぶりに遊びにやってきました。 彼は、この件について、何か言いたいことがあるみたいです。 以下、彼の独白におつきあいください。 (以下、知り合いの劇画原作者の話) あの「不倫育休議員」こと宮崎謙介さんは、当にどうしようもない人だと思うんですよ。奥さんの妊娠とは関係なく、いろんな女性と浮気していたみたいだし。 そもそも、なんでこんな人に「育休」を訴えさせ、その中心人物にしたのか、やらせるほうもやらせるほうだな、と。

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    wonodas 2016/02/16
    料理なんてやりゃぁ下手なりにできるし続ければ上達できるのにやらないからやろ。そりゃちゃんと管理するなら頭使うけどさ。
  • 永谷園の「お茶づけ」について、僕が40年近く誤解していたこと - いつか電池がきれるまで

    永谷園の「お茶づけ」には、幼少時からずっとお世話になってきました。 野菜も肉も魚も苦手だった僕にとっては、数少ない「安心してべられるもの」でもあったんですよね。 当時は「焼鳥には悪い鳥がなるのだ」と信じていましたし、口をゆがめて断末魔の叫びをあげている焼魚をみると、ごめんなさい!とか感じてしまう子どもだったのだよなあ。 なんなんだ、「悪い鳥」って。 今となっては、「べてしまうのはいささか申し訳ないが、こちらもべないと生きられないのでスマヌ」というくらいというか、むしろ、昔べられなかった分を取り返しているのではないか、というくらいの勢い、なのですが。 脱線してしまいましたが、「永谷園のお茶づけ」の話に戻ります。 僕は幼稚園くらいから、この「お茶づけ」をべていた記憶があります。 最初は「のり茶づけ」がいちばん好きで、次に「さけ」、「梅」は酸っぱいから苦手、だったのです。 「のり茶づけ

    永谷園の「お茶づけ」について、僕が40年近く誤解していたこと - いつか電池がきれるまで
    wonodas
    wonodas 2015/10/20
    いつからお茶を緑茶だと錯覚していた…?
  • 『レッド』から、『約束された場所で』 - いつか電池がきれるまで

    「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? 作者: 村上春樹,安西水丸出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2006/03メディア: ムック購入: 3人 クリック: 33回この商品を含むブログ (155件) を見る 『「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか』というより。 村上さんの元オウム信者たちへのインタビュー集『約束された場所で』を読んだ読者からの、「オウム信者の人たちは、この世の中に『忘れられた人々」であり、オウムというのは、彼らにとっての『自分たちだけの入り口』だったのではないか?」という質問に対して、村上さんはこう答えておられます。 <村上春樹さんの回答> 我々はみんなこうして日々を生

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    wonodas 2015/03/22
  • もし、本物の『モナ・リザ』と全く同じコピーができたら、それをどう見れば良いのだろう? - いつか電池がきれるまで

    参考リンク(1):もうすぐ絶滅するという芸術の未来について - (チェコ好き)の日記 もうすぐ絶滅するという芸術の未来について - (チェコ好き)の日記 『(チェコ好き)の日記』さんは、いつも面白い。 このエントリを読んで、僕は以前書いた、この話を思いだしました。 参考リンク(2):「よくできた偽物」は、「物」の代わりにはなれない(琥珀色の戯言) 「よくできた偽物」は、「物」の代わりにはなれない。 - 琥珀色の戯言 僕は一介の「美術館めぐりとかが好きなオッサン」でしかないのですが、最近のさまざまな技術の進歩をみるにつれ、こんなことを考えるようになりました。 もし、物の『モナ・リザ』と全く同じ(というか、人間には判別不能なレベルの)コピーができたら、人は、それをどう見れば良いのか? いや、これって、一昔前の人間にとっては、単なる「思考実験」でしかなかったと思うんですよ。 「そもそも、そ

    もし、本物の『モナ・リザ』と全く同じコピーができたら、それをどう見れば良いのだろう? - いつか電池がきれるまで
    wonodas
    wonodas 2014/12/11
    昔から贋作模写はあったし、それを言ったらレコード音源の音楽は芸術じゃないのかという話になるわけで、コピーかどうかなんてのは割とどうでもいい
  • 「釣り」と「極上の天然もの」を見分けることの難しさ - いつか電池がきれるまで

    こんな文章があります。 この間東京で居酒屋に行ったとき、もちろんビールやおつまみをたくさん注文したあとで、友だちがヨーロッパみやげのデザートワインを開けよう、と言い出した。その子は一時帰国していたが、もう当分の間外国に住むことが決定していて、その日は彼女の送別会もかねていたのだった。 それで、お店の人にこっそりとグラスをわけてくれる? と相談したら、気のいいバイトの女の子がビールグラスを余分に出してくれた。コルク用の栓抜きはないということだったので、近所にある閉店後の友だちの店から借りてきた。 それであまりおおっぴらに飲んではいけないから、こそこそと開けて小さく乾杯をして、一のワインを七人でちょっとずつ味見していたわけだ。 ちなみにお客さんは私たちしかいなかったし、閉店まであと二時間という感じであった。 するとまず、厨房でバイトの女の子が激しく叱られているのが聞こえてきた。 さらに、突然

    「釣り」と「極上の天然もの」を見分けることの難しさ - いつか電池がきれるまで
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    wonodas 2014/04/16
    いやいや作家がありのまま書くわけはないので多少フィクションは混ざってると思いますよ。それが釣りかどうかはともかくフックは必ずいれるはず
  • 「車を止めて」と言えますか? - いつか電池がきれるまで

    多分日のタクシーは世界一清潔で、運転手さんは世界一礼儀正しいのよ…ただし道がわかんないんだな。スマフォのナビさえ活用すれば完璧なのじゃが!— May_Roma めいろま 谷真由美 (@May_Roma) 2013年12月14日 日のタクシーの運転手さんは運転中に謎の祈りを始めたり、携帯で友達と喧嘩始めないのがいいよね。安全運転だぬw— May_Roma めいろま 谷真由美 (@May_Roma) 2013年12月14日 めいろまさんが、日のタクシーについて、こんなツイートをされていたのを読みました。 僕もこれまでの人生でけっこういろんなタクシーに乗ってきました。 楽しい話を聞かせてもらったり、親切にしてもらったりしたこともあります。 その一方で、けっこう怖い思いや、不快な思いをしたこともあって。 何年か前に乗ったタクシーでは、目的地を告げて「はい」と返事をされたので眠っていたら、

    「車を止めて」と言えますか? - いつか電池がきれるまで
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    wonodas 2013/12/15
    乗るときに「~までいけますか?」っていってカーナビ操作するか地図出し確認するの待ってから乗ればよいのでは 酔ってるのはな~
  • 夫婦ゲンカの「はじまり」と「終わり」 - いつか電池がきれるまで

    参考リンク:夫婦ゲンカはいかにして終わったか(ときどき休みます) ああ、子どもにそんなに手がかからなくなったら、こういう感じになるのか……とか思いながら、上記エントリを読みました。 幼稚園児がいると「オチオチ夫婦喧嘩もしていられない」のですよね。 子どもはひとりではまだ家の中で遊ぶくらいしかできないし、朝も幼稚園バスに乗り遅れないように家を出なければならない。 家の中での諍いに、どちらの方向を向いて良いのかわからず、悲しそうな顔をしているのをみると、いたたまれない。 結局、ミッションを遂行するために、喧嘩は後回しになってしまう。 ちょっと、軍隊的、でもある。 自分が子どもの頃、「子はかすがい」なんていう言葉に「子どものために離婚しない、っていうのは、所詮大人のエゴじゃないのか?」と思っていたのだけれども、自分が親になってみると、「まあ、そういうものなのだな」としか言いようがないんだよなあ。

    夫婦ゲンカの「はじまり」と「終わり」 - いつか電池がきれるまで
    wonodas
    wonodas 2013/07/03
    確かに共同生活ではそういうの大事だな。だから仕事は自宅でするなという
  • 「お客様のなかに、お医者様はいらっしゃいますか?」 - いつか電池がきれるまで

    「機長からアナウンス・第2便」(内田幹樹著・新潮文庫)より。 飛行中に急病人というのは、けっこう発生するものだ。ある統計によれば、国内線では1000件あたり約1件、国際線だと5件前後になる。そういうときはアナウンスをして、医療関係の方に協力をお願いして、助けていただいている。 以外なようだが、A社の便には医療関係者が平均89パーセントの確率で搭乗しているというデータがある。 以前JALだったか、やはり飛行中に急病人が発生した。たまたまその便には医療関係者が誰も乗っていなかった。そこで、そばを飛んでいた同社の便に連絡し、乗客として乗り合わせていたお医者さんと無線でやりとりして、無事に収まったということがあった。言ってみれば遠隔操作の治療なのだが、機内に積んである医療キットも、医師の指示さえあれば使用できるのだ。 急病人発生で大変なのは、たとえばシベリア上空を飛んでいる場合などだ。病人の具合に

    「お客様のなかに、お医者様はいらっしゃいますか?」 - いつか電池がきれるまで
    wonodas
    wonodas 2013/05/31
    この間乗った飛行機は離陸前に病人が出て救急車きとったけど、お客様の中に~はやってなかったな
  • 「誰のせいでもない悲劇」について - いつか電池がきれるまで

    参考リンク:姉の話(はてな匿名ダイアリー) この話が実話かどうかはわからないのだけれども、似たようはことは、たぶんこの世の中で少なからず起こっていると思うので、(ある程度は)実話だとみなして書きます。 これを読みながら、僕はずっと考えていたのです。 姉夫婦は、どうすればよかったんだろうなあ、って。 世の中には「誰の責任でもないのだけれど、誰かがなんとかしなければならないこと」というのが存在していて、この「自分の子どもの先天的なトラブル」なんていうのは、まさにそういったものなのだと思います。 「そういうことは起こりうる」と誰もが頭の片隅では考えているけれども、実際の頻度はそれほど高くはなく、大部分の人にとっては「他人事」の話。 テレビのドキュメンタリーで、先天的なトラブルを抱えている子どもを育てていく親の「美談」をみて涙する人は多いだろうし、それが「外野からみた理想」ではあるのでしょう。 「

    「誰のせいでもない悲劇」について - いつか電池がきれるまで
    wonodas
    wonodas 2012/10/31
    家族責任論で社会保障システムが存続するのは不幸のスパイラルでしかないから社会全体で見ていきましょうという方向に動かさなきゃいかんのじゃないかね。優生学的云々の危惧はよくわかる
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