11月10日、福島県議選終盤、現職候補者の事務所内で応援演説をする小渕優子選対委員長(50)の姿があった。さぞかし奮闘していると思いきや……。 小渕氏は陣営訪問前にこう伝えていたという。 「本当にプライベートとして応援に行きます。チラシを撒いて人を集めるようなことはしないで下さい。(選対委員長という肩書も)言わなくていいですから」 県連側が「そんなわけにはいかない」と最低限の聴衆を集め、事務所の中でマイクを持たせたのだが、
![小渕優子が“野党誹謗会社”にカネを流し続けていた | 週刊文春 電子版](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dd2b60ba62228ddd00486766a0c0f7e00116a144/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbunshun.jp%2Fmwimgs%2Fb%2F2%2F1220wm%2Fimg_b2b9fe17a9d77979a9be92dac7cd7711643036.jpg)
11月10日、福島県議選終盤、現職候補者の事務所内で応援演説をする小渕優子選対委員長(50)の姿があった。さぞかし奮闘していると思いきや……。 小渕氏は陣営訪問前にこう伝えていたという。 「本当にプライベートとして応援に行きます。チラシを撒いて人を集めるようなことはしないで下さい。(選対委員長という肩書も)言わなくていいですから」 県連側が「そんなわけにはいかない」と最低限の聴衆を集め、事務所の中でマイクを持たせたのだが、
「物凄いVIPとの飲み会だから」と後輩芸人から高級ホテルに呼び出された女性たち。そこに現れたのはTシャツ姿の松本だった。「日本の法律は間違ってる。なんで俺が嫁を何人も持てへんのや」。そして、隣のベッドルームで2人きりにされると……。 東京・六本木の夜景を一望に収める「グランドハイアット東京」。地上15階にある100㎡を超える「グランドエグゼクティブスイートキング」は、1泊、約30万円。VIP御用達のゲストルームである。 東京・六本木のグランドハイアット東京 バスルームには、フランスのラグジュアリーブランドのアメニティが並び、高級綿を使用した今治タオルがラックにかかる。 またメインルームにはオーストリアの名門ブランド「リーデル」のシャンパングラスが燦然と輝き、シモンズ製のキングベッドが客人を饗(もてな)す。 その日、都内在住のA子さんは、そんな風雅な都会の一風景に身を置いた。だが、その光景は
選対委員長に就任することになった小渕優子氏。あの“ドリル事件”から実に9年ぶりの要職での起用だ。復権を遂げた彼女だが、果たして政治資金はクリーンなものになっているのか。総力取材で徹底調査したところ――。 ▶役員は小渕だらけ ファミリー企業にも1400万円還流 ▶明治座から献金120万「疑惑の発火点」観劇会が復活 ▶夫はTBS編成局長、夢は次男を「総理にする」 ▶茂木幹事長の嫌がらせ「お前が松川るいを叱れ」 小誌記者は法人登記簿に記された住所を手に、目的の場所に向かった。 榛名山(はるなさん)の麓、群馬県のJR高崎駅から北西に車で15分。そこには、不動産会社が事務所を構えているはずだった。 ところが、該当の番地に存在していたのは、ただの倉庫。受付もなければ、郵便受けもない。一体、どうなっているのか。 近隣住民に尋ねたところ、 「10年ぐらい前はその不動産屋さんはあったけど、その後はずっと倉庫
「これもう100回ぐらい、そうじゃないって説明したんですけど、みんなもう面白おかしく言ってるだけです」 元パソナ会長の竹中平蔵氏が辟易する「ワイドショー的な議論」とはいったい? 100万人超え登録YouTubeチャンネル「日経テレ東大学」(※2023年5月末で動画視聴終了)の人気トーク番組を書籍化した『なんで会社辞めたんですか?』(編著:高橋弘樹、日経テレ東大学/発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)より一部抜粋してお届けする。 竹中平蔵はなぜパソナ会長を退いたのか 高橋弘樹(以下、高橋) 竹中さんはパソナグループの会長を2022年8月にお辞めになられたということで、ささやかですが、ご卒業おめでとうございますの花束をどうぞ! 竹中平蔵(以下、竹中) ありがとうございます。 高橋 何年間勤められたんですか? 竹中 13年間ですね。 高橋 会長職としては、結構長いですね。今回、「なんで会社辞
横浜高校から2012年に日ハムに入団した近藤は、19、20年と最高出塁率のタイトルを獲得。代表の国際大会では過去に3度、優勝している。 大谷翔平も日ハム時代に「あのバッティングを超えないと、DHの僕は使ってもらえない」と語っていたほど。練習にも熱心で、 「試合後、年上のスタッフがティーバッティングに付き合っていた時のこと。出すボールのタイミングが悪かったのか、『遊びでやっているんじゃないんですよ!』と怒っていたのも、1度や2度ではない」(前出・記者)
黄色い服の小柄な女性が歩道の向こうから歩いてくる。その姿を見た瞬間、赤木雅子さんは私に小声で告げた。 「あっ、あの人、望月さんですよ!」 東京新聞の望月衣塑子記者。1年8か月ぶりの偶然のめぐり逢いが生んだ出来事をご紹介する。 記者会見の最後に、雅子さんが「一言だけいいですか」 4月11日。財務省の公文書改ざん事件で近畿財務局の職員だった夫の赤木俊夫さんを亡くした雅子さんは、日本記者クラブで記者会見をした。夫の死を招いた真実を知りたいと国などを相手に提訴したが、国は“認諾”という異例の手続きを突然持ち出し、裁判を無理やり終わらせてしまった。国会でも問題になったこのいきさつについて、雅子さんと代理人の生越照幸弁護士に会見の要請が届いたのだ。 日本記者クラブといえば全国の主だった新聞・放送・通信各社が加盟し、「日本マスコミ界の総本山のような存在」とも呼ばれる。役所などにある通常の記者クラブとは成
そもそも移民難民というテーマが「言説強化のためのネタ」に成り果てており、ドイツでの実績や教訓についても、自陣営にとって都合の良い部分だけをピックアップし、針小棒大に膨らましてアジテーションするだけ、という状況が半ば固定化しています。 あの論争の延長上に何かまともなものが生じるようには思えませんが、それはそうと、移民流入・定着後にドイツ人が本当に「移民の受け入れは失敗だった」と思っているのかどうかは、意外と検証されていません。 「アイデンティティが危機!」という反発はドイツにもある 受け入れてみて実際ヤバかったのかそれとも案外いけたのか。そのへん単なる主観的一例っていう前提でいいからインサイダー的見解を教えて欲しい、と文春オンライン編集氏に言われ、確かにこの観点でのドイツ自己分析は日本であまり見ないし、コロナ直前までドイツと日本を行ったり来たり二重生活していたからあっちの実感もわかるし、それ
この間、門倉家の相談に乗っていた女性が明かす。 「健さんが家に帰ってきた後、妻の民江さんは全て水に流して、やり直すつもりでした。仕事も失ってこの先どうするか、その前に会見をして詫びなければ、などと今後のことを話し合っていた矢先の6月19日頃、健さんはまた自宅から消えたのです」 中日コーチ時代の門倉 その後、門倉氏は6月21日に一度帰宅し、民江さんに謝罪。家族にも「もう黙って出ていきません」と一筆書いたという。 だが、6月23日、門倉氏は三たび家を飛び出し、現在まで行方不明となっている。一度目の失踪時と同じく、スマホも財布も置いたままで、家族はいまだに連絡が取れていない。 門倉が相談相手に送ったLINE 実は門倉氏が21日に一度帰宅したのは、民江さんが大量に睡眠薬や安定剤を飲み、救急車で運ばれたからだった。門倉家でいったい、何が起きているのか――。 7月7日(水)16時配信の「週刊文春 電子
9月に発足予定のデジタル庁。その舵取りを担うのが、担当大臣の平井氏だ。そうした中、4月7日に内閣官房IT総合戦略室でデジタル庁設置に関するオンライン会議が行われた。平井氏のほか、同室の向井治紀室長代理ら幹部2人が同席し、数十人の関係者がオンラインで視聴していたという。 会議の模様を収録した音声データには、以下のようなやり取りが記録されている。 平井「デジタル庁の入退室管理と、アクセスのね。それはさ、もう新しいシステムを実験的に入れてくれてもいい。松尾先生に言って一緒にやっちゃってもいいよ」 幹部「あっ」 平井「彼が抱えているベンチャー。ベンチャーでもないな、ACES(エーシーズ)。そこの顔認証、はっきり言ってNECより全然いい部分がある。だから聞いて。もうどこから撮ったっていけるし、速い。アルゴリズムがとっても優秀」 平井氏が絶賛するACES(同社のHPより) そして、この直後に朝日新聞が
一方、小池都知事はどうか。酒を出す飲食店の営業時間を夜10時までとするにとどまっていた都の時短要請について、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会から夜8時までの深掘りを求められてきたが、小池氏は「現実は厳しい」と前向きではなかった。 12月31日午後6時半ごろ、及川光博の年忘れライブ会場だった渋谷公会堂前 ©広野真嗣 しかし、今回の「要請」に出るまでは、どれだけ打開の努力を払ったというのか。協力を渋る飲食店を翻意させるのに、これまでより充実した協力金が必要だというのは一理ある。だが国内の自治体で最も豊かな財源を抱える自治体は東京都だ。 都の貯金(財政調整基金)が底をつきかけたと報じられているが、コロナの影響で行われなかった公共工事の資金などで剰余が生まれ、年度末には1700億円まで回復する見通しだ。 百歩譲って、それでも足りないなら、「まだ使っていない予備費からこっちに回せ」という直談
1984年に公開された映画『風の谷のナウシカ』。大地を覆った「腐海」や巨大な王蟲(オーム)など印象的な世界が描かれ、長年に渡って愛されている。その中でも記憶に残るのがラストシーン。このラストシーンに隠された秘密を、アニメ評論家の藤津亮太氏が紐解いた。※本記事では映画のラストシーンに触れています。 ◆◆◆ 映画『風の谷のナウシカ』のラストシーンについて、宮崎駿監督は公開当時に次のように語っている。「ラストでナウシカがよみがえるところ、あの場面にいまでもこだわっていまして、まだ終わった感じがしないんです」(※1)。宮崎監督は、あの“感動的”なクライマックスにどうしてこだわりを感じていたのか。そもそも映画『ナウシカ』のラストシーンはどうして成立したものなのか。
問題のパーティーは2017年4月2日、JRホテルクレメント高松で開かれた「平井たくや後援会 女性の集い」。平井氏のフェイスブックによれば、元大相撲力士でタレントの舞の海秀平をゲストに迎えている。 「参加者は560名で、ケーキとコーヒーのセットが振る舞われました」(事務所関係者) 政治団体「平井たくや後援会」の政治資金収支報告書によれば、パーティーの「大会費」として約134万円を支出。一方、「会費収入」は約27万円に留まっている。 参加者が560名だったことを踏まえると、1人あたり約2400円がかかっているにもかかわらず、実際の参加費は500円弱だった計算になる。 問題のパーティ(平井氏のフェイスブックより) 差額の1人あたり約1900円、計約106万円が「寄附」にあたると見なされた場合、公職選挙法199条の5が禁じる「後援団体の寄附」に抵触する可能性が出てくる。 パーティーが行われたのは、
この番組で“アニメーション時代考証”を担当している小田部羊一は、広瀬演じる主人公・奥原(坂場)なつを描くうえでヒントとなった、東映動画出身のアニメーター/銅版画家・奥山玲子さんの夫君。ご自身も名作『アルプスの少女ハイジ』(’74年)のキャラクターデザインや、世界的ヒットを記録したファミコンゲーム『スーパーマリオブラザーズ』シリーズ(’85年~)などのデザインや監修等も手がける、我が国屈指のクリエイターのおひとり。そんな重鎮・小田部さんに、『なつぞら』大ヒットと放送終了を記念して、約60年前の当時を振り返っていただいた。 ――小田部さんが『なつぞら』のアニメーション時代考証を担当されるに至った経緯をお聞かせください。 東映アニメーションの清水慎治常務(2019年9月現在)からお話をいただきました。NHKから「あの時代で描きたい」というお話があった時点で清水さんの中では「女性が主役だったら奥山
佳子さまの個性が際立ったお言葉 その文書には、姉の眞子さまと小室圭さんとについて「一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」という答えもあった。メディアは主にそちらを話題にしていたが、きっぱりした現代女性としての佳子さまに注目していた身としては、そちらより「お相手」についての回答に感動した。 念のため書いておくと、「お相手」とはつまり「結婚を意識するような相手」または「交際相手」のことだ。私なりに翻訳するなら、「その手の質問には未来永劫、答えません」と言ったのだ。 こうした佳子さまの個性が際だったお言葉は、今回だけではない。 2014年12月、成人にあたっての記者会見で「母は、週刊誌などでは様々な取り上げ方をされているようですが、娘の私から見ると、非常に優しく前向きで明るい人だと感じることが多くございます」と語られた。ちょうどメディアの矛先が、皇太子妃雅子さまから秋篠宮妃紀
5月1日に改元を控え、文春オンラインが報じた「平成」記事を特別公開します。題して、「さようなら、平成!」(初公開 2018年2月15日) 先日、中日新聞の「考える広場」というインタビュー欄に、今上天皇のご退位に伴って改元される元号の是非について語ったんですよ。 個人的には「日本の伝統を引き継ぐ意味でも元号を維持するのは構わないけど、経済合理性からするといちいち計算するのが面倒だし、公文書や統計表などは西暦に統一するか、元号との併記にしてほしい」という見解を述べたわけです。 新元号「平成」を発表する小渕官房長官(当時) ©時事通信社 改元ってそれほど日本文化の伝統に沿ってるのか? そしたら、ネットの変な人から自称右翼までいろんな人からメールやメッセージをいただき、何というか、まあいろんな意味で参考になりました。 考える広場「元号のある風景」 http://chuplus.jp/paper/a
台北市内の喫茶店で嘆息しながら語るのは、安藤百福の事実上の長女として出生した呉美和(ウー・メイホゥ、76)だ。グレイヘアを上品にまとめ、穏やかな笑みをたたえた彼女が、日々の食事にも困窮するホームレスとはにわかに信じがたい。だが美和は傍らのスマートフォンと、くたびれたキャリーバッグ、黒ずんだデイパック、衣類をギュウ詰めにしたビニール袋を指差し「これが私の全財産」と自虐気味に笑う。 現在は台湾で路上生活を送る呉美和 ©田中淳 美和は今年2月から1ヵ月間、単身で東京に滞在した。 目的は、異母弟に当たる日清食品ホールディングス代表取締役社長(CEO)の安藤宏基(71)と面会すること。だが、予約なしで日清食品東京本社を突撃したところで社長に会えるはずもなく、ガードマンに速やかな退出を求められたという。実はこれまでにも、彼女は何度となく同じような行為を繰り返している。 「百福の娘として世間に認められた
私見だが、現代の日本における中国情報の消費には複数のパターンがあると考えている。まずは中国の政治・経済への真面目な関心で、これは19世紀から続くかなり伝統的な切り口だ。また、漢詩や中国史への関心も、近年は存在感が薄れてきたが古くから脈々と続いている。 いっぽう、もうひとつ大きなトピックがB級ニュースだろう。有名どころでは段ボール肉まんや「チャイナボカン」シリーズ、比較的マニアックなところでは、ゼロ年代のネット黎明期に人気が爆発した中国製ロボット「先行者」、北京五輪時のパクリ・パンフレットの「涼宮ハルビン(通称)」、遊園地のニセキャラクター……といったユルめの笑える話題である。 10年間中国のB級ニュースを探し続けてきた筆者が感じた異変 私はライターになる以前の2008年から中国のネット掲示板の翻訳ブログを運営して彼の国のトホホな話題を探し続け、最近でも大連の上場ダッチワイフメーカーだの深セ
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