引き続き「本の雑誌」9月号の翻訳ミステリー特集について。 先日開催された電書フリマに私は川出正樹氏、霜月蒼氏、米光一成氏との対談本を出展した。『”この町の誰かが”翻訳ミステリファンだと信じて』という題名が内容については物語っていると思うが(そして、その物語っているとあなたが思った内容の半分は違っているが)、その座談会の前段で私は、自分がやりたいのは「仮想敵を作らずに翻訳ミステリのファンを増やしましょう」ということだと前置きしている。ジャンル文学について語ろうとすると、どうしても〈ジャンル外〉という仮想敵を見出したり、〈ジャンル内〉の戦犯を特定しようという不毛な論争に陥りがちなので、それは止めましょうと言ったわけですね。そういうあやふやなものにすがるより、もっとしっかりした根拠、つまり自分自身の体験を基にして、とりあえずは出発しましょう、と提案したわけである。 なにせ、仮想敵うんぬんの話は嫌
東京・新宿区の神楽坂下にあるミステリー専門店のブックスサカイ深夜プラス1が8月31日、自主廃業の道を選び、29年間掲げた看板を下ろしたミステリー専門店の草分けとして1981年にオープン、他店との差別化を図り、マンガや雑誌も充実させてきた。 90年代初頭の海外ミステリーブーム時は18坪の店内が「歩けないほどの混雑ぶり」だったという。しかし、同店の在庫構成は、ミステリーが3割弱で、漫画と雑誌が5割以上。売上比率では「ミステリーは1割にも満たない」と浅沼茂店長は説明する。 「若い人にミステリーの魅力を伝えられず、読者が一向に増えなかった。とはいえ、漫画と雑誌があってこそやってこられたのだが、この不況でそれすらも厳しくなってきた」(浅沼店長)。88年刊行、91年映画公開の『羊たちの沈黙』のような、ミステリーのマーケットを牽引する作品に恵まれなかったことも衰退の一因だと同氏は指摘するが、経営を続けて
ソーシャルメディアに(というよりもツイッターに)注目が集まり、ツイッターのアカウントを取得する企業が増えてきました。 僕自身も企業のウェブ担当者としてツイッターアカウントの管理や運用をしているのですが、ツイッターがテレビや雑誌などで取り上げられるにつれ、今までネットマーケティングに力を入れていなかったような取引き先や知人の会社からも「ウチもツイッターはじめました!」というような連絡が日々入るようになってきています。 急速なツイッターの普及を感じるとともに、企業の多くがアカウント開設の手軽さにまかせてツイッターをはじめていることを(余計なお世話でしょうが)心配になってしまいます。 情報配信よりもコミュニケーション? たまたまネットコミュニケーションの勘所をおさえた担当者がいる場合などは(継続性を無視すれば)それでも良いのかもしれませんが、そういった経験やセンスがない普通の人が企業アカウントの
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