【電子書籍の(なかなか)明けない夜明け】 第3回 ナゾの「中間(交換)フォーマット」 - INTERNET Watch Watch 実際のところ、現在EPUBで電子書籍を作っている海外出版社でさえ、製作途中のデータはEPUBとは違う形式を使っているだろう。 ワンソース・マルチユースという言葉があるのだが、EPUBは閲覧用のフォーマットである時点で「ソース」ではなく「ユース」なのである。EPUBのデータを「ソース」にして作ることができるのは、現在あるものよりも低機能な文書だけになる。存在しないデータを付け加えることはできないからだ。*1 現在存在するEPUBと、現在策定中の「日本語対応を強化したEPUB(以下日本語EPUB)」を考えてみればすぐに分かる。もし「現在のEPUB」にあわせて電子書籍データを作っていて、更にそれがデータのすべてであった場合、「日本語EPUB」にあわせたデータを用意す