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ブックマーク / mohno.hatenablog.com (25)

  • 数字で知りたい『電子書籍の衝撃』 - mohnoのブログ

    佐々木俊尚氏の「電子書籍の衝撃」を110円でダウンロード販売している頃に読んだ。そのあとがきによれば「電子ブックもの流通と読まれ方を大きく変えるでしょう」とあるのだが、その割に、日市場での具体的な数字が示されていないように思う。「大きく変える」という表現が、たとえば「iTS(iTunes Store)が音楽の流通と聴き方を大きく変えた」というレベルの話であるなら否定するものではない。ただ、客観的に数字を見るなら、iTSは海外では成功したかもしれないが、日では数%程度のシェアしかないものだ。「携帯では配信してもiTSでは配信されない楽曲」があるのは、市場牽引力の差であろう。もちろん、CDや書籍のように「版元が決めた条件(卸値など)」で売ってくれるのであればよいのだろうが、iTSはAppleが条件を押し付けているのだろうから。 過去のエントリの繰り返しになるが、電子書籍を(今になって)「

    数字で知りたい『電子書籍の衝撃』 - mohnoのブログ
    worris
    worris 2010/04/27
    確かに数字が出て来なかった。金額も期間も。そういう本でもいいんだけど、それで企業を動かそうとしても無理だよね。
  • 「成功」とは何か(定義の問題) - mohnoのブログ

    何をもって「成功」というのか 前エントリは、いつになくたくさん読まれたようで、それはどうやらアルファルファモザイクに紹介されたからのようだ。こんなことならエイプリルフールのネタをこっちにすればよかった。 閑話休題。 コメントその他で、反論をいただいたが、そのいくつかは、そもそも「成功とは何か」「進歩とは何か」といった言葉の定義にあると思う。たとえば、音楽配信ビジネスについて、「日の携帯は囲い込みビジネスに過ぎず、日の中で閉じている。これが成功(進歩)と言えるのか」という類のものだ。前エントリでは省略してしまったが、そもそも「成功」「進歩」とは何かということを定義しなければならない。そして、出版社やレコード会社といった企業にとっては、売上が高められることこそが「成功」の定義ということになるだろう。 企業は営業的に成功する可能性があると思えば、そのビジネスに目を向けるだろうし、営業的に成功

    「成功」とは何か(定義の問題) - mohnoのブログ
    worris
    worris 2010/04/15
    「広い視野を持てないジャーナリストが一部の「進んでいない」面しか見ていない間に、電子化に向いているジャンルでは、チャレンジャーは進んでやることをやってきたのである。」
  • 新・都市伝説リスト - mohnoの日記

    信じることは宗教、疑うことは科学 「都市伝説」というとカッコよく聞こえるが(←そんなわけがない)、要するにデマであり、嘘である。そもそも、「デマ」とは「でまかせ」の略だが、かつて「嘘こけ!」という言い方が転じて「デマをこく」と言われるようになり、そこから嘘をつくことが「デマこき」、さらには「デマゴギー」なる言葉が生まれた。たんに「デマ」と言えばいいところを、英語と勘違いしているのか「デマゴギー」と高尚ぶって言う輩は多いが、「ミーハー」と同じでダジャレが元になった純然たる日語なのである……というのは、今作った虚言なので、良い子は信じないように。 最近、「ザイール大使館員付き添い付きで子ども手当請求きた」というデマが流れた。まさに、ニセモノの良心で孝好氏が「信じたいものしか信じない」で懸念していたことが再発したかのようだった。Twitterは自分がフォローしたい人のメッセージが流れてくるから

    新・都市伝説リスト - mohnoの日記
  • 出版社は書籍の電子化に消極的なのか? - mohnoのブログ

    「電子ブックにおけるドン・キホーテは誰か」というエントリでは、主に電子ブックというデバイスについて考察したが、少し補足しておく。先日のエントリにも書いたとおり、携帯書籍(市場規模約400億円)、電子辞書(同約400億円)といった分野で書籍の電子化は進んでいる。中には“喋る”電子辞書もあるくらいで、「印刷物としての書籍の電子化」を超えるケースもあるのだが、これは浅倉氏が「電子ブックのあるべき姿はジャンルごとに違ってる。」というエントリでも指摘する通り、電子化に向いているジャンルの書籍が、好ましい形で電子化している例だと言えるだろう。 さらに興味深いものがある。任天堂のウェブサイトで Nintendo DS の「対応ソフトウェア」の右上にある「検索」ボタンを押して、ジャンルとして「学習」と「実用」をチェックして、ソフトウェアを検索してみてほしい。すると実に多くの書籍ライクなソフトウェアがヒット

    出版社は書籍の電子化に消極的なのか? - mohnoのブログ
    worris
    worris 2010/02/16
    「そうした事実を踏まえず出版社は電子化に抵抗しているのだという論調で語ることは、的を射ない床屋談義と認識する方がよさそうである」
  • 電子ブックにおけるドン・キホーテは誰か - mohnoのブログ

    どうせ KindleiPad も、そのうちドン・キホーテで叩き売られるようになるかもね(←ボカッ)。 閑話休題。 磯崎哲也氏が「iPadKindle、勝負あり。そして出版の未来。」というエントリを書かれている。その結論として、電子出版の未来は、 「Apple一人勝ち」という面白みのないものになる。 と予想しているのだが、はたしてそうだろうか(以下、日限定の話です、念のため)。 磯崎氏は冒頭で、 昔、無料のMP3音楽ファイルが山ほど出回っていた時にはネットでの音楽販売を儲かる事業にするのは極めて困難と思われていたにも関わらず、AppleがiPodやiTunes Storeを発表して、音楽を儲かるビジネスに変えてしまったことだ。 と書かれているのだが、それと同じように KindleiPad のような電子ブックデバイスが普及するだろうか、というところに最初の疑問がある。当時「山

    電子ブックにおけるドン・キホーテは誰か - mohnoのブログ
    worris
    worris 2010/02/14
    「Kindle や iPad が、400億円という携帯書籍市場、あるいはモバイルコンテンツ全体の5000億円近い市場規模に挑戦しようというのであれば、それは風車の前のドン・キホーテに見える。」