紀伊國屋書店とトーハンの関連会社・トーハンロジテックスは8月2日、直仕入物流に関する業務委託契約を締結することで合意したと発表した。 紀伊國屋書店では昨年9月、スイッチ・パブリッシングの村上春樹『職業としての小説家』を皮切りに、出版社と直接仕入れを行っており、その規模は「和書仕入金額ベースで約10%」にまで拡大しているという。将来的には20%を目指す。 同社はこれまで、埼玉・越谷市にある物流拠点で直仕入れの発送業務などを行っていたが、(1)新刊配本日の同時店着、(2)物流費用の単価、(3)各店舗での検品・データ入力の負担などを課題にしていた。