タグ

ブックマーク / takekuma.cocolog-nifty.com (11)

  • 田中圭一制作総指揮のマンガ作成ソフト、なし崩しで情報公開へ!: たけくまメモ

    先日の精華大学での講演で当日参加者のみに限定公開された田中圭一氏企画・制作総指揮によるマンガ作成ソフト「コミックシーケンサー コミPo!」ですが、正式なマスコミ公開は15日に予定されています。ところが昨日、関係者限定で公開されたコミPo!のデモサイトのURLが、伊藤ガビン氏によってツイッターに流出、これを村上隆氏がリツイートしたことから、あっという間にネットで話題になり、なんと田中氏が勤務するウェブテクノロジ社のサーバーが落ちる事態となりました。 田中氏とウェブテクノロジ社は、急遽情報を解禁することとし、公式サイトおよびデモムービーを載せたYOUTUBEのURLを公開することにしました。「たけくまメモ」でも公開してよろしい」との許可が出ましたので、予定より10日ほど早く公開することにします。百聞は一見にしかずで、下のデモ映像をご覧ください。 http://comipo.jp/ ↑コミPo解

    worris
    worris 2010/10/05
    これはすごい。田中圭一(最低シモネタお下劣パロディー漫画家・IT企業取締役)ならでは、だな。
  • 電子出版ははたして儲かるのか?(1): たけくまメモ

    結論から書けば、今後よほどのことがない限りは儲からないと思います。「トントンにする」だけなら、不可能ではないと考えますが、投下資金と回収のバランスを取るまでには、しばらく時間がかかるでしょう。しかしそれでも、出版界は、電子出版に活路を見いだすしかないというのが俺の考えです。 電子出版といえば、今、俺の周囲では多くの会社や個人作家が参入機会をうかがっていますが、そちらのほうが儲かるから、参入したがっているというわけでもないようです。「紙の」はジリ貧の一途なので、このまま座して死を待つくらいなら、いっそ電子出版に進出して、儲かるかどうかは後で考えたい、というのが実情に近いのではないでしょうか。溺れる者藁をもつかむ、です。 「紙マンガ」の現状はいよいよすごいことになっております。多くのマンガ雑誌は、かりに単行がそこそこ出ていても、雑誌の赤字が単行の利益を大幅に上回っているという状態がもう数

    worris
    worris 2010/07/11
    「結論から書けば、今後よほどのことがない限りは儲からない」
  • スポンサー付きのマンガについて: たけくまメモ

    もう昨日なんですけど、精華大での俺の講義「マンガプロデュース概論」に元小学館編集者の武藤伸之さんをゲストでお呼びしました。武藤さんと俺はかなり昔からの知り合いで、たぶん23年くらいになります。実は一緒に仕事をしたことはないんですが、スピリッツとかヤングサンデーとか、同じ雑誌で仕事をしていましたから、編集部ではしょっちゅう顔を合わせていてよく知っているんですけどね。 それで、授業では武藤さんが80年代はじめに小学館に入社してから、「殺し屋イチ』の山英夫さんなどとの仕事の話をメインに「マンガ編集者の仕事」についていろいろ伺ったんですが、後半は例によって現在の「マンガ不況」の話になりまして、武藤さんがこの春小学館を辞めて別の会社で新マンガ雑誌を創刊することになったいきさつ(現在準備中)などを伺いました。学生にはちょっとディープな話になったかも。 http://www.shogakukan-cr

    worris
    worris 2010/05/14
    小学館クリエイティブとフィールズが出版事業で提携。
  • たぬきちさん頑張れ: たけくまメモ

    「たぬきち」というハンドルネームで日記を書かれている準大手出版社営業マンのブログが大人気であります。 http://d.hatena.ne.jp/tanu_ki/ ↑たぬきちの「リストラなう」日記 社名は業界関係者にはバレバレなんですけど、ご人は今後とも公式に認めるつもりはないとのことですので、ここでも伏せておきます。出版の世界で「大手」というと、講談社・小学館・集英社の三社ということになりますが、たぬきちさんが勤めておられる版元はこれに続く規模の会社ということで、あとは各自のご想像にお任せします。 内容は、たぬきちさんの出版社では3月末に50名の早期退職希望者募集(リストラ)が始まり、考えた末、たぬきちさんは募集に応じることに決めました。そこから生じるご人および周囲のゴタゴタを綴っているものです。とてつもなくシビアな内容がユーモラスな筆致で書かれてあり、かなり読ませる日記だと思います

    worris
    worris 2010/04/22
    出版社の給料は「出版ニュース」に出てなかったっけ?
  • それでも出版社が「生き残る」としたら: たけくまメモ

    http://www.apple.com/jp/ipad/ ↑appleiPad」公式 ついに噂のiPadの全貌が公開されて、ネットもマスコミも上を下への大騒ぎであります。ここに来て、すでに報道されているアマゾンのKindleをはじめ「電子出版」を普及させるための役者(インフラとデバイス)が出揃った感があります。日ではまだ普及以前の段階ですが、昨今の出版不況を脱出するための突破口は、もはや電子出版しかないというのは、衆目の一致するところではないでしょうか。 さて、かねてから電子出版による「個人出版支援」に力を入れているアマゾンやアップル、ソニー(の米国法人)といった企業は、自社と出版契約を結んだ著者に対して、「印税35%を支払うぞ、いやうちは50%支払う、それならうちは70%だ」という具合に、「印税率競争」をヒートアップさせて著者を引き込もうとしています。日では印税率は通常8~10%

    worris
    worris 2010/01/30
    電子書籍における安易な「自費出版」商売を戒める論旨だが、配信手数料(あるいは卸値)じゃなくて「印税」という語で論じてしまったのが残念。
  • 竹熊君、“紙”はもう、ダメだよ…(後編): たけくまメモ

    これから紹介する話は、ごく最近、知人のA君と俺が交わした会話をまとめたものです。登場する人物名はすべてアルファベット表記(イニシャルとは限りません)ないしは記号表記にし、意図的にぼかしている記述がありますが、話の大意はこの通りで、特に金額の数字についてはA君の発言のままにしてあります。 A君は俺と同世代ですが、学生時代にライターデビューし、現在は小さい編集プロダクションの営業と経営に徹しています。社員は社長であるA君と、奥さんのみ。しかし、最近まで常時3~40人のライター・エディター・デザイナー(すべてフリー)を抱えていて、A君が営業をかけて出版社からもらってきたムックや単行仕事を、その都度自分の抱えるフリーから4~5人選んでチームを組んで、丸々一冊を1~3ヶ月かけて編集・制作していました。こうした請負仕事(その中にはA君の企画もあります)を彼の会社では常時、8~10冊は抱えていたので

    worris
    worris 2009/09/01
    淘汰の対象は編プロでなく企画内容であるべき。
  • 須賀原洋行氏のご批判について(2): たけくまメモ

    須賀原氏のもうひとつのエントリ「たけくまコメントへの反論」(→★)を読むと、須賀原氏と私の一致点および相違点が、よりはっきりしてくると思います。 《既存の出版社によるマンガ出版システムは限界にきているのだろうか。 私はそうは思わない。 地球規模でのエコの問題、そして、それに伴って地球規模で産業構造が転換期を迎えていて、さらには金融資主義で無茶をやるもんだから経済不安が加速して世界的な不況になっており、それが日のマンガ出版界にも大きな悪影響を与えているのは確かだ。 しかし、これは紙に代わるマンガ向きの簡易な電子メディア(媒体)が生まれれば、少なくともマンガ出版界の不安は一気に解決に向かうと思う。 ちょっと前にこのブログでも書いたような、有機ELなどを使った持ち運びが簡単な電子ペーパーなどである。 A5くらいの大きさで、ペラペラの紙のようなディスプレイ。 それとiPodのような小型軽量のマ

  • 須賀原洋行氏のご批判について(1): たけくまメモ

    だいぶ時間が経ってしまいましたが、自分は7月末、“この8月26日に大阪難波のモンタージュでトークライブ「マンガの黙示録2」を開催する”旨のエントリを書きました。 http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-e2aa.html ↑たけくまメモ「告知・大阪難波でトークライブ」 これは4月末に同じ店で行ったトークの第二弾。前回に引き続き、「マンガ界=出版界の崩壊」が大テーマで、今回は「フリー出版人として生き残るにはどうすればいいか」をメインテーマにする予定です。じつはマンガ界ばかりではなく、「出版界」全体も含み込んだテーマなんですね。 ところが、このエントリをアップした二日後になって、須賀原洋行氏の「マンガ家Sのブログ」に「たけくまメモの欺瞞性」(8月2日) が掲載されました。 http://uaa-nikki.cocolog-nift

  • 「町のパン屋さん」のような出版社: たけくまメモ

    「町のパン屋さん」のような出版社ができないだろうかと、考えるのである。どこの町にも一軒くらいは「こだわりのパン屋」があるだろう。家族経営で、石窯で焼いた手作りパンを売っているような。宮崎駿の『魔女の宅急便』に出てくるグーチョキパン屋とか、そんな感じだ。ご主人が奥でパンを焼き、奥さんが店に立ってパンを売る。奥さんが身重になると、女の子をバイトに雇って店番を頼んだりして。 事業規模はとても小さい。売り上げも微々たるものだが、旦那と奥さんと生まれてくる子供が生活できるのなら、それで十分である。お客さんは町の住民に限定されるので、奥さんの対人会話能力が店の生命線である。うまく行けば、ただパンを売るだけではなく、地域のコミュニティセンターとして機能することもある。こうなれば、町の店舗の理想であろう。 パン屋さんでなくとも、八百屋さんでも魚屋さんでも、地域に密着した独立型店舗ならなんでもいいと思われる

    worris
    worris 2009/07/19
    /小池書院も残ってるんじゃ。
  • いろいろもう死んでいる(雑誌編): たけくまメモ

    この5月に『ヤングサンデー』の休刊が話題になったばかりですが、夏の終わりから秋にかけて、続々と雑誌休刊が報じられています。その中には大手の老舗雑誌が多数含まれていて驚きますが、いよいよかねてから噂されていた事態が「始まった」のかもしれません。 http://www.cyzo.com/2008/06/post_606.htmlリベラルはもう受けない?「論座」休刊へ(日刊サイゾー) http://www.zakzak.co.jp/top/200808/t2008083001_all.html ↑講談社月刊現代休刊…読者の著しい高齢化で販売低迷(zakzak) http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008090100665 ↑月刊「現代」など休刊=講談社(時事ドットコム) http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/ente

  • たけくまメモ: 「うつうつひでお日記」に見る物書きにとっての恐怖

    うつうつひでお日記 吾氏の新刊「うつうつひでお日記」、正式発売日は週明け10日なんですが、すでにアマゾンや一部書店でも入手できるらしい。今見たらアマゾンで42位と、さっそく売れているみたいです。よかった。 ただ、前のエントリのコメント欄でも書きましたが、書は『失踪日記』の正式な続編ではありません。続編は、アルコール中毒の闘病をテーマにした『アル中病棟』で、前作と同じくイーストプレスから出版されます。角川から出た今回の『うつうつ』は、地獄の闘病生活から脱出した後の「平穏」な日々をしたためたマンガ日記でありまして、一度作者自身が出した同人誌を中心にまとめたものです。まあ、主人公は同じですので続編といえば続編なんですが、エキセントリックな描写は今回ほとんどありませんので、注意してください。 とはいえ、この表紙だったら続編と勘違いされても仕方ないよなあ。角川書店、明らかに意識して売りにかかって

  • 1