映画「モテキ」を観てきました。 序盤はサブカルという名の生暖かいモラトリアムの殻が心地よかったんですが、中盤以降「あれ?なんか痛いぞ」と思うようになり終盤になるにつれ「ここ(映画館)から出してくれぇ!」ともんぞりをうち、上映終了後は「助けてくださぁーい!」と空港の中心で医者を叫びたくなるくらいグロッキーになりました。(そういえば、そのネタ絶対やると思ったけどやんなかったな) 映画モテキは、原作漫画やTVドラマ版とはあきらかに違うコンセプトの元に作られている気がします。 原作やドラマ版モテキでの主人公、藤本幸世は言い方は悪いですが、いわゆる世間一般的な男の子よりも遥かに「イケてない」男の子というのが強調され、ストーリーの構造としてもイケてない男の子に突然訪れた「モテ期」に翻弄される「ドタバタ喜劇」の側面が強いです。登場する女の子も、直接恋愛要素に絡まない林田尚子以外の3人、土井亜紀・中柴い