韓国で母親とはじめてメールをした。 おれは母親と実家で二人暮らし。 当初韓国から一回東京の家に帰り、それから名古屋に行くつもりだった。 それが韓国滞在が長引き、直接名古屋に行くことになった。 電話すると国際電話が高そうなのでメールでそのことを伝えた。 返ってきた母親のメールにはどうでもいい近況が書いてあり、変な顔文字みたいなものもあって、くすぐったくて虫酸が走った。 7月28日の夕方、名古屋に到着した。 この日から1週間名古屋シネマスコーレで『くそガキの告白』が上映されるからだ。 初の(1週間以上の)地方興行。 でもおれは、とても憂鬱だった。 というのも、前回のブログにも書いたように、いつもの宣伝道具であるサンドイッチ看板を韓国に忘れてしまったからだ。 しかし、そんな憂鬱を名古屋はすぐに吹き飛ばしてくれた。 劇場のボランティアスタッフの方がすぐに看板をつくってくれた。 劇場の女の子が頭の看