アースが初音ミクとのコラボレーションをはじめたのは今年3月から。それまで宮崎あおいをイメージキャラとしていた同社。「ミク」を扱うのはリスクもあったが、どうせなら全力でぶつかろうと、商品第1弾を全国191店舗で展開し、勝負をかけた(関連記事)。 結果は、完売の店舗が続々とあらわれるほどの大人気。第2弾も大好評で、今回発表された新作は第3弾にあたる。間もなくアジアを中心に海外でも商品を展開していくという。 アースが仕事を頼んできたイラストレーターは、ちほPさん、ちゃもーいさん、雨さんの3人。全員女性で20代前半、ネットでイラストを発表してきた「絵師」と呼ばれる作家たちだ。若くして仕事をまかされ、いわばプロ絵師となった彼女たちにとって、ネットはどんな場所なのだろう。そしてこれからの時代、作家たちの仕事はどう変わっていくのだろうか。 今回は3人に加え、「初音ミク」開発元であるクリプトン・フューチャ
オリコンデイリーランキング3位が693枚という時代。若者が盗んだバイクで走り出したり、支配から卒業していた時代は遠くに過ぎ去り、現代のメジャー音楽は「中二病」を取り込めていないのではないか。昨今のコンテンツ事情に詳しい作家・堀田純司さんの連載1回目は中二病と音楽産業について。(編集部) 先日、オリコンのデイリーランキングで、「1日の売上693枚のCDが3位に入った」という話題がネットに流れ「じゃあ数百枚買えば、自分の出した“オレCD”でもオリコンのランキングに入ることができるのか!」と、大いに注目を集めました。 かつてバンドブームの時期に青春を過ごし、ミュージシャンを夢見て東京に出てきた過去を持つ私にとっても、感慨はひとしおの話題です。もっとも、某拙著などはデイリーどころかオールタイムで数百部しか売れず、出版界でも稀有な黒歴史となっており、まったく笑っている場合ではありません。 私が末席を
「文化系のためのヒップホップ入門」の著者インタビューの後編(前編)。前回のテーマをざっとまとめると、インターネット以前にインターネット的な場を持っていたヒップホップと、インターネット後に生まれてヒップホップ的な場を形成していった初音ミク、という対比だった。 ではインターネットを得たことで独自の文化として拡張しつつあるヒップホップの今はどうなのか、というのが後編のテーマ。その展開を追うことでインターネットと音楽の関係がどうなるかを占う参考になるのではないか。 ではインタビューの続きをどうぞ。 ■Amazon.co.jpで購入 アルバムをiTunesで配信して、いきなりフリーダウンロード ―― 日本のネット界隈の音楽は、著作権も何もないカオスのような状態から始まって、メジャーの世界と折り合いを付けながらボーカロイド周辺が残った感じなんですが、ヒップホップはどうなんでしょう? 長谷川 今はヒップ
以前に「インターネットは人として生きるための権利なのかな?」と自分自身に問うてみたこともありましたが、インターネットの父曰く、違うみたいです。 インターネットの父、ヴィントン・サーフ氏。米国の情報工学者でインターネットの誕生に大きな役目を果たした人物。現在はGoogleにて「インターネット エヴァンゲリスト」として活躍中。その彼が言うのです「ネットは人権じゃないよ」って。 人権とは人として幸福で健康な状態でいるための基本にあるもの。人間として生き残るためだけでなく、繁栄していくためのもの。綺麗な水や、言論の自由、他人から暴行をうけないとか、そういうことです。この考えは500年前でも同じだし、500年後の未来でも古くなる事なく同じなのです。その理由は、テクノロジーが含まれていない考え方だから。とは言っても、テクノロジーが人権という大きなフレームに全く組み込まれないということでもないのですけれ
10年来の取り組みであった地上デジタル放送化を果たし、新たな時代に突入した放送サービス。しかし、地デジ化以前から指摘されてきた「放送・通信の連携」については、本業を浸食するものとしてネガティブなイメージととらえる放送事業者は多い。 一方、電通総研研究主席兼メディアイノベーション研究部長の奥律哉氏は「時代の変化もあり状況は随分変わってきた」と指摘する。ソーシャルメディアの隆盛によって実現した、ユーザーに求められる放送・通信の融合について奥氏に聞いた。 --「放送・通信の連携」について、放送側から見て、ネットは放送を浸食するもの、あるいはネット利用時間が増えることでテレビ視聴時間が減少するものととらえる風潮があります。 先ごろ放送された映画「天空の城ラピュタ」(12月9日、日本テレビ系)において、物語終盤に主人公たちが唱える呪文をめぐってTwitterが多いに盛り上がるという現象が起こりました
メディアが構造的な問題に苦しんでいる――。購読部数の減少、広告収入の低下など、ビジネスモデルに限界がきているのだろうか。現状を打破するために各社はさまざな取り組みを見せているが、いまだ暗中模索といった状況だ。 こうした現状に対し、ジャーナリストの津田大介氏と社会学者の鈴木謙介氏はどのように見ているのか。30代の2人が、徹底的に語り合った。この対談は全7回でお送りする。 プロフィール 津田大介(つだ・だいすけ) ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース非常勤講師。一般社団法人インターネットユーザー協会代表理事。J-WAVE『JAM THE WORLD』火曜日ナビゲーター。IT・ネットサービスやネットカルチャー、ネットジャーナリズム、著作権問題、コンテンツビジネス論などを専門分野に執筆活動を
千葉バスジャック事件を通した「情報発信」について - Togetterまとめ リンク先では、先日の千葉バスジャック事件のネット実況について、当事者を交えたディスカッションが行われている。これを読んで、現在のインターネットでは「何を書かないか」が重要だと改めて痛感した。 実際にバスジャックの現場に遭遇した arabian_m さんは、当時について以下のように述べている。 後述しますが、「ぼくが書きこんだことによって惨事を招く可能性」についてはある程度考慮していました。ただ、「SOS」について書いたことは犯人の運転手への逆上を招く危険性がゼロとは言えなかったと思います。 2011-11-16 23:30:07 via web で、これをどこまで言っていいのか迷うのですが・・・。もう解決しているので詳細を省いて説明しますと、ぼくの位置からは警察が突入準備しているのが見えていました。 2011-1
GoogleやTwitter、新著作権保護法案「Stop Online Piracy Act」に懸念を表明 GoogleやTwitterをはじめとする米ネット企業6社は11月15日(現地時間)、新著作権法案「Stop Online Piracy Act(SOPA)」(PDF)に対する懸念を表明する連邦政府関係者宛の書簡(PDF)を公開した。 同書簡には上記2社の他、Facebook、AOL、eBay、LinkedIn、Mozilla、Yahoo!、Zyngaが署名している。 SOPA法案は、著作権保持者の許可なくコンテンツを不正に流通させる行為を阻止し、著作権保持者を保護する目的で立案されたものだが、当局によるインターネットの広範な検閲を可能にする恐れがあるとして、ネット企業や電子フロンティア財団(EFF)らが反対している。 公開書簡でGoogleらは、不正な著作権侵害を阻止するという同法
Facebookのこと、どれだけ知っていますか。Faebookの個人情報の扱い方、 調べた事はありますか 。 きっと日本の方は総じてあまりよく知らないんじゃないかと思います。何を隠そう、僕もそうです。 けどそんな僕らだからこそ、この記事を読む義務があると思うんです。 だから翻訳しました。インターネットを住まいとする一人の市民として、 自分の身を守れるように。 原題:It’s the end of the web as we know it 著者:Adrian Short 自分のドメインを持っているなら、あなたはウェブの一級市民だ。家主で地主だ。 自分のサイトでできる事は法と常識にのみ制限される。自分の好きなコンテンツを投稿できる。 自分の好きなソフトウェアを走らせれる。カスタマイズされたソフトや自作のものでも大丈夫だ。 ビジュアルも自分の意思通りにできる。 自分でウェブホスティングサービス
2011.09.25 ネット対応をオマケぐらいに考えるな! (4) カテゴリ:カテゴリ未分類 最近発売されましたPS3のダークソウルで売りであるはずのネットプレイが、フリーズを起こすことが大問題になって現在オンラインモードが中止になっています。 で、こういうケースを見るにつけ「ネット対応ゲームは単なるオマケ扱いには出来ないほど面倒くさい」ということをつくづく考えさせます。 以前にうちの会社のプログラマーさんが憤っていたのですが「企画も上の連中も、それどころか俺らプログラマーの中でさえ「ネット対応は後回し」的な感覚で開発をしている。本当は別ゲームを一本作るのと同じぐらい労力とデバッグが必要なのに!」と・・・ 確かに全てが本体内で完結しているゲームをバグ無く作るのでさえ大変なのに、さらにどんな状況の人間が使うかわからないネット対応ゲームは「オマケ」レベルでは済まないのは当然で。 しかも、それが
「総ツイート数」や「YouTubeに投稿されたビデオの本数」、はたまた「Googleで検索されているワード数」など、わずか1分の間にインターネット上で起きているさまざまな出来事の数字をまとめたインフォグラフィックです。多くのインターネットユーザーにとって利用経験がありそうなウェブサービスを中心にしているので数字が身近に感じられますし、現在におけるインターネット規模の広がりや情報の速さ、量について改めて考える切っ掛けになるのではないでしょうか。 Web Design and Web Application Development Company http://www.go-globe.com/ INFOGRAPHIC: What Happens Online Every 60 Seconds これが「1分の間にインターネットで起きていること」を表したインフォグラフィックです。 Yahoo!
まずはこちらを読んでいただくと、話がわかりやすいと思います。 参考リンク(1):ネットと読書の共通点と相違点(1)〜「共感」について 「ネットと読書」についてのあれこれ2回目。 両者には、2つの「共通して得られるもの」があるようです。 そのひとつめは、「共感」で、ふたつめは「情報」なのですが、前回の「共感」に続いて、今回は「情報」の話。 このエントリは長くなりそうなので、最初に「結論」を書いてしまいますね。 「問題なのは、ネットじゃない。それを使う人たちだ」 それでは、話をはじめていきましょうか。 僕はずっと、ネットについて、「情報を得るためのツールとしては便利だけれど、ここで本当に大事なものを得るのは難しい」と考えていました。 「誰がお金になる知識を、わざわざネットにタダで公開するものか」と。 その一方で、「ネットで新しい知識の『見出し』を手に入れる」というのは、やっぱり「便利」なんです
「NESiCAxLive」とは、2010年12月に稼働を開始したタイトーが運営するアーケードゲーム用のコンテンツ配信システム。ネットワークを通じて各店舗が無料でゲームをダウンロードでき、プレイされた回数によってソフトメーカーの売上が決まるという、従来のアーケードゲームとはまったく異なる収益モデルを提示したことで、「ゲームセンターの救世主」となるのではないかとも言われた本システムですが、本当にゲームセンターを変革するほどの威力を持っているのでしょうか。 リリースから4ヶ月が経過した今、実際にNESiCAxLiveはゲームセンターを変えつつあるのか、それとも思うように普及せず苦しんでいるのか、プロデューサーである藤本貴文氏に、その開発の経緯や具体的な収益モデル、現在の詳しい状況やゲームセンターが直面する課題などをたっぷり語ってもらいました。 ゲームセンターの救世主についてのインタビューは以下か
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