佐賀県の山口祥義知事は3日、2028年度をめどに開学を目指す県立大学の施設整備について「多めに見積もって200億円」になるとの見通しを示した。他県の事例では100億円を超える程度が多いというが資材高騰を見込み、倍の費用を財政計画に反映させる。「整備費の規模はどういう大学にするかによるところが大きい。これからの議論だ」とも述べた。 山口知事は記者会見を開き、県立大の設置に向けた「基本的な考え方」を発表した。県内の自治体から誘致の声が挙がっている設置場所については「だいぶヒートアップしているが、市町がどうかだけではない。言われたところから一つ選ぶというのではなく、関係機関と連携を図る観点で『適地』を決定していきたい」とし、できるだけ早く発表する考えを示した。 山口知事は、16日開会の定例県議会に関連予算案を提出し、議論をスタートしたい考え。「議会で前に進むということになれば、23年度はある程度
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