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セキュリティとPHPに関するww_zeroのブックマーク (6)

  • Joomla!の「ゼロデイコード実行脆弱性」はPHPの既知の脆弱性が原因

    Joomla!にコード実行脆弱性(CVE-2015-8562)があり、パッチ公開前から攻撃が観測されていたと話題になっています。 Joomlaに深刻な脆弱性、パッチ公開2日前から攻撃横行 「Joomla!」に再び深刻な脆弱性、3.4.6への速やかなアップデートを推奨 パッチ公開の前に攻撃が始まる状態を「ゼロデイ脆弱性」と言いますが、それでは、この脆弱性のメカニズムはどんなものだろうかと思い、調べてみました。 結論から言えば、この問題はJoomla!側に重大な脆弱性はなく、PHPの既知の脆弱性(CVE-2015-6835)が原因でしたので報告します。 exploitを調べてみる 既にこの問題のexploitは公開されていますが、悪い子が真似するといけないのでURL等は割愛します。以下のページでは攻撃の原理が説明されています。 Vulnerability Details: Joomla! Re

  • JSON SQL Injection、PHPならJSONなしでもできるよ

    DeNAの奥さんと、はるぷさんがJSON SQL Injectionについて公表されています。 The JSON SQL Injection Vulnerability 不正なJSONデータによるSQL Injectionへの対策について (Json.pm+SQLクエリビルダー) 上記の記事は、主にPerlスクリプトがJSONデータを受け取るシナリオで説明されています。もちろん、この組み合わせに限定したはなしではないわけで、それではPHPではどうだろうと思い調べてみました。 JSON SQL Injectionとは 以下、はるぷさんの「不正なJSONデータによる…」にしたがってJSON SQL Injectionについて説明します。 Perl向けのSQLジェネレータの一つであるSQL::Makerにおいて、以下のスクリプトを想定します。 my ($sql, @bind) = $builde

  • 正規表現によるバリデーションでは ^ と $ ではなく \A と \z を使おう

    正規表現によるバリデーション等で、完全一致を示す目的で ^ と $ を用いる方法が一般的ですが、正しくは \A と \z を用いる必要があります。Rubyの場合 ^ と $ を使って完全一致のバリデーションを行うと脆弱性が入りやすいワナとなります。PerlPHPの場合は、Ruby程ではありませんが不具合が生じるので \A と \z を使うようにしましょう。 はじめに 大垣さんのブログエントリ「PHPer向け、Ruby/Railsの落とし穴」には、Rubyの落とし穴として、完全一致検索の指定として、正規表現の ^ と $ を指定する例が、Ruby on Rails Security Guideからの引用として紹介されています。以下の正規表現は、XSS対策として、httpスキームあるいはhttpsスキームのURLのみを許可する正規表現のつもりです。 /^https?:\/\/[^\n]+$/

  • PHP+PDO+MySQLの組み合わせではSQLインジェクション攻撃で複文呼び出しが可能

    基礎からのPHPという書籍を読んでおりましたら、SQLインジェクションの攻撃例として、以下のSQL文ができあがる例が紹介されていました。PHP+PDO+MySQLという組み合わせです。 SELECT * FROM tb2 WHERE ban=1;delete from tb2 2つのSQL文がセミコロンで区切って1つにまとめられていますが、これを「複文(multiple statement)」と言います。私は、SQLインジェクション攻撃の文脈で複文が使える組み合わせを調べたことがあり、PHPMySQLという組み合わせでは、複文は使えないと思っていましたので、この攻撃は成立しないのではないかと思いました。 しかし、決めつけも良くないと思い手元の環境で動かしてみたところ、あっさり動くではありませんか。 PDOを用いてMySQLを呼び出す場合は複文が実行できると気づきましたが、なぜPDOの場合

    ww_zero
    ww_zero 2013/12/16
    PHP+PDO+MySQLという環境においてはデフォルトで動的プレースホルダが使用されるため、この問題が起こるということかな。PDO::setAttribute(PDO::ATTR_EMULATE_PREPARES, false); を設定して静的プレースホルダを使うべし。
  • CGI版PHPに対する魔法少女アパッチマギカ攻撃を観測しました

    昨夜に、魔法少女アパッチ☆マギカ攻撃を観測しました。魔法少女アパッチ☆マギカとは、PoCのソースコードに Apache Magica by Kingcope とコメントされていることに由来しています(というか、私がそう訳しましたw)。 これは10月29日にPoCが発表されたPHP-CGI攻撃(CVE-2012-1823)の変種です。従来のPHP-CGI攻撃は、CGI版PHPが動作する環境で、PHPスクリプト(中身はなんでもよい)に対する攻撃でしたが、魔法少女アパッチマギカの方は、/cgi-bin/に置かれたPHP処理系(php-cgiなど)に直接攻撃するものです。 CGI版PHPを設置する方法は複数ありますが、よく使われる方法としてApacheのリダイレクトによりPHPスクリプトをPHP処理系に実行させる方法があります。この場合、/cgi-bin/php-cgiなどとしてPHP処理系を公開

  • PHPのdisplay_errorsが有効だとカジュアルにXSS脆弱性が入り込む

    先に、「CVE-2008-5814を巡る冒険」にて、CVE-2008-5814脆弱性があるとdisplay_errorsがOnの環境下でXSS脆弱性となる場合があることを説明しました。しかし、display_errorsがOnの環境下ではCVE-2008-5814脆弱性がなくても、XSS脆弱性となる場合がしばしばあります。 これは、display_errorsによるエラーメッセージ表示がHTMLエスケープされていないことが原因です。簡単なサンプルを以下に示します。 <?php ini_set('display_errors', 1); // display_errorsを有効にする $a = array(); // 配列の生成 $index = $_GET['x']; // 配列のインデックスを得る $b = $a[$index]; // 配列の要素にアクセス このスクリプトに、x=<sc

    PHPのdisplay_errorsが有効だとカジュアルにXSS脆弱性が入り込む
    ww_zero
    ww_zero 2013/04/04
    それが何であれ、ブラウザに出力する文字列であるからには、HTMLエスケープされていて然るべきだよな。
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