青森県の青森南高校の男性教諭が今月2日、受け持っている1年生のクラスの球技大会の成績を間違った生徒会の会長らに、クラス全員の前で土下座させていたことが5日、学校関係者への取材でわかった。 同校は詳しい経緯を調べている。 複数の関係者によると、生徒会は1日にあった校内球技大会の予選後、男性教諭のクラスが決勝に進むと誤って伝えた。間違いに気づいた生徒会の会長ら3人の男子生徒が教諭に謝ると、教諭は「生徒に土下座すべき」と促した。 3人は翌2日朝にクラスを訪れ、予選の成績計算にミスがあったことを立ったまま謝罪。しかし教諭は「それがお前らの誠意か」と問い詰め、3人は土下座した。教室内は「やりすぎじゃないか」とざわめいたという。 学校も土下座した事実を把握しており、同校の小林一也校長は本紙の取材に、「土下座をさせたと言われても言い逃れができない行為。正確な経緯を早急に確認する」と話した。 教