日本時間の21日(月)に今季4勝目を記録した大谷翔平。自己最長の7回2/3、110球を投げて5安打2失点9奪三振と堂々の投げっぷりで、スタンディングオベーションを受けてマウンドを後にした。単なる数字以上に現地で愛されている大谷。その秘密は何なのか……。 米国在住のジャーナリスト・及川彩子が、シーズンを通して彼の地での大谷翔平の反響をレポートしていきます! バッター大谷の打ったファールボールが審判のマスクに当たった。痛みで顔をしかめる審判に、塁審やトレーナー、相手キャッチャーたちがホームプレート付近で状態を確認している間ずっと、心配そうな表情で審判の様子を窺っていた。アストロズのキャッチャー、マッキャンが大谷選手に「ダグアウトに戻っていいよ」という合図をするまで、ずっと立ち尽くす姿が印象的だった。 大谷選手や日本の野球を見慣れている人には、さほど驚くようなことではなかったかもしれない。日米に