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ブックマーク / susisu.hatenablog.com (8)

  • Brainfuck 実装で学ぶ TypeScript 型レベルプログラミング - Object.create(null)

    およそ 4 年前に「TypeScript で型レベル Brainfuck」という記事を書きました. susisu.hatenablog.com それから 4 年間の間に TypeScript も進化し, 型レベルプログラミングの技法にも大きな変化がありました. 特に顕著な影響があったものでは, TypeScript 4.0 のタプル型の改善 TypeScript 4.1 のテンプレートリテラル型や条件型での再帰 TypeScript 4.5 の条件型での末尾再帰の除去と, 再帰の上限の緩和 などがあります. こういった変化も踏まえた上で, いまから TypeScript の型レベルプログラミングに入門する人に向けて改めてまとめ直したものがこの記事です. 内容は記事執筆時点の最新版である TypeScript 5.4.5 で動作を確認しています. ぜひ Playground などを使って,

    Brainfuck 実装で学ぶ TypeScript 型レベルプログラミング - Object.create(null)
  • TypeScript の DI 手法あれこれ - Object.create(null)

    TypeScript で DI (依存性注入) するためのライブラリを作ったんですが, それを紹介する前に既存手法をまとめておいた方が説明が楽だなと思ったのでまとめておきます. そもそも DI の目的とは, みたいなところは詳しく説明しないのであしからず. 手法の比較 DI なし Service Locator エフェクト Constructor Injection Setter Injection デコレータ typed-inject 次回予告 手法の比較 DI なし まずは DI を使わない場合を見ていきましょう. ここでは例として, 以下のような時刻と乱数を必要とするコンポーネント MyService が, 時刻と乱数を扱う機能をそれぞれ提供するコンポーネント Clock と Random に依存するような場合を考えます. type Clock = { getTime: () =>

    TypeScript の DI 手法あれこれ - Object.create(null)
  • TypeScript 型レベル関数型プログラミング in 2023 - Object.create(null)

    ちょっと前に話題になった hotscript の技法の紹介やら, ラムダ計算を TypeScript の型にコンパイルする話やらなんやら. 通常の型レベル関数 TypeScript の型エイリアスはパラメータを取れるので, これは型レベルの関数であるとみなせます. type IsNumber<X> = X extends number ? true : false; type A = IsNumber<42>; // = true 一方でこのようにして定義された関数は第一級ではない, つまり関数そのものを他の関数の引数として渡したりすることができません. type FilterUnion<F, X> = X extends unknown ? (F<X> extends true ? X : never) : never; // ~~~~ // ^ Error: Type 'F' is n

    TypeScript 型レベル関数型プログラミング in 2023 - Object.create(null)
  • TypeScript 型レベルプログラミング フリースタイルガイド - Object.create(null)

    TypeScript の型レベルプログラミングのための真面目なスタイルガイドではありません. 型なしラムダ計算で喜ぶような人間が使うための諸刃の剣です. この記事の内容は TypeScript2022 年 1 月時点での最新版である 4.5.4 に基づいています. 将来のバージョンでの妥当性は保証しません. 「型〜」「〜型」という用語の「型」はしばしば省略します. 値レベルの話題は一切登場しません. 以前作った型レベル Brainfuck インタプリタはこのスタイルに則っているので参考にどうぞ. いつまでこのネタを引きずるんですか? パラメータに対して制約を付与しない 型定義のパラメータに対して extends を使って制約を付与すると, そのパラメータに与えられる引数を制約を満たすもののみに限定することができます. 例として, 以下の Append には string の部分型のみ

    TypeScript 型レベルプログラミング フリースタイルガイド - Object.create(null)
  • TypeScript で型レベル Brainfuck - Object.create(null)

    2024-04-15 追記: 内容をアップデートした記事を書きました. susisu.hatenablog.com TypeScript の型システムはチューリング完全ということが知られていますが, 同じくチューリング完全な言語である Brainfuck のインタプリタを実装することで, その計算能力を確認することができます. この記事のコードは TypeScript 3.8.3 で動作確認しています. ゴール 型レベルで Brainfuck のインタプリタを実装します. type Program = [ ",", ">", ",", "<", "[", ">", "[", ">", "+", ">", "+", "<", "<", "-", "]", ">", "[", "<", "+", ">", "-", "]", "<", "<", "-", "]", ">", ">", ">",

    TypeScript で型レベル Brainfuck - Object.create(null)
  • TypeScript の型の再帰上限を突破する裏技 - Object.create(null)

    TypeScript 4.1 で再帰的な conditional type の定義に制限がなくなり (ref), 今後ますます再帰的な型定義をする / 触れることが多くなろうかと思います. 一方で TypeScript が型をインスタンス化する際の再帰の上限はそこそこ厳しく, ちょっと複雑なことをするとすぐに頭を打ってしまいます. 困りましたね. ということで裏技を使ってこの再帰上限を突破する方法を紹介します. 実は以前に型レベル Brainfuck インタプリタを実装した時にも使っていたのですが, あまり知られていないようなので改めて. ちなみにこちらの記事のように TypeScript 自体のコードに手を入れたりはしません. 以下使用している TypeScript のバージョンは 4.1.0-dev.20200911 です. 上限を突破する例 まずは実際に再帰的な型定義を行い, 上限を

    TypeScript の型の再帰上限を突破する裏技 - Object.create(null)
  • 「分割」できる疑似乱数生成器 - Object.create(null)

    この記事ははてなエンジニア Advent Calendar 2018 の 6 日目の記事です. こんにちは, id:susisu です. Mackerel のアプリケーションエンジニアをしています. 最近は新しいカスタムダッシュボード機能を開発したりしていました. mackerel.io この記事ではタイトルにある通り, ある種の疑似乱数生成器について紹介します. 内容は社内の技術勉強会 (兼 ???) にて LT として話したものの増補改訂版となっています. 乱数の話をしようと思ったのにはきちんと背景がありますが, これは長い上に直接関係のない話が多くなってしまったので, 一番最後に書きました. お時間のある方は最後までどうぞ. Splittable PRNG 通常の疑似乱数生成器 (pseudorandom number generator, 以下 PRNG) については, きっとこの

    「分割」できる疑似乱数生成器 - Object.create(null)
    xef
    xef 2018/12/18
  • 差分検出アルゴリズム三種盛り - Object.create(null)

    こんばんは. 気がつけばもうずいぶんと涼しくなってきました. 勢い余って凍ってしまったりせぬよう, くれぐれも普段の言動にはお気をつけください. はじめに さて, 我々人類にはどうしても二つの文字列 (あるいは行ごとに区切られたテキスト) 間の差分を求めなければいけない瞬間が発生します. 先人たちはそういった時のために diff のようなツールを開発し, それを利用することで文明はめざましい発展を遂げてきました. しかしながら, 使用するアルゴリズムを比較検討したい場合, 「差分」の定義を変えるなどして既存のアルゴリズムに変更を加えたい場合, diff のない異世界に飛ばされて自分で実装しなければいけない時などにおいては, 差分検出アルゴリズムについての理解が必要不可欠です. というわけで, この記事では文字列間の差分検出とは何かということと, 差分を求める三種類のアルゴリズムの紹介・解説

    差分検出アルゴリズム三種盛り - Object.create(null)
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