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BookReviewに関するxefのブックマーク (23)

  • 書評 プロフェッショナルTLS&PKI 改題第2版 (PR) - ぼちぼち日記

    はじめに 『プロフェッショナルTLS&PKI改題第2版(原題: Bulletproof TLS and PKI Second Edition)』が出版されました。今回は出版前のレビューには参加していませんが、発売直後にラムダノートさんから献をいただきました。ありがとうございます(そのためタイトルにPRを入れてます)。原著のサイトでは前バージョンとのDiffが公開されており、今回は翻訳の確認を兼ねて更新部分を重点的に読みました。このエントリーでは、改訂版のアップデート部分がどのようなもので、今後どう学んだらよいかということを中心に書いてみたいと思います。 短いまとめ: HTTPSへの安全意識が高まっている今だからこそ『プロフェッショナルTLS&PKI』を読みましょう。 長文注意!: 書いているうちに非常に長文(1万字以上)になってしまったので、長文が苦手な方は、GPT-4要約(400字)を

    書評 プロフェッショナルTLS&PKI 改題第2版 (PR) - ぼちぼち日記
  • 書評 「ダーウィンの呪い」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    ダーウィンの呪い (講談社現代新書) 作者:千葉聡講談社Amazon 書は千葉聡による「ダーウィンの自然淘汰理論」(特にそれが社会にどのような含意を持つかについての誤解や誤用)が人間社会に与えた負の側面(書では「呪い」と呼ばれている)を描く一冊.当然ながら優生学が中心の話題になるが,それにとどまらず様々な問題を扱い,歴史的な掘り下げがある重厚な一冊になっている. 冒頭ではマスメディアがしばしばまき散らす「企業や大学はダーウィンが言うように競争原理の中でもまれるべきであり,変化に対応できないものは淘汰されるべきだ」という言説を,まさに「呪い」であると憂いている.そしてそれが「呪い」であるのは,「進歩せよ,闘いに勝て,そしてそれは自然から導かれた当然の規範である」というメッセージがあるからだと喝破している(それぞれ,「進化の呪い」「闘争の呪い」「ダーウィンの呪い」と名付けられている). 第

    書評 「ダーウィンの呪い」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 書籍紹介:大規模データ管理(エンタープライズアーキテクチャのベストプラクティス) | フューチャー技術ブログ

    最近読んだ書籍の中で非常に良質な内容でしたので紹介したいと思います。少しでも多くの方に興味を持ってもらえることを期待しています。 O’Reilly Japan はじめに私自身がデータ管理(データマネージメント)という観点でここ数年様々な検討を行ってきていますので前提としてその背景について簡単にまとめてみます。 かつてオンプレミスで運用を行っていた時は企業内のデータは完全に管理されていました。データウェアハウスを導入してデータの集約・加工は行われていましたが、専門チームがデータ仕様確認やデータ提供までもすべての責任を担っていました。品質は高いのですが利用者からの要望(新しいデータの提供、仕様の変更)の対応についてはスピード大きな制約がありました。また大規模なデータを扱うためには多大なコストが必要という制約もあります。 クラウド技術による「スモールスタートを可能とするインフラ」「大規模なデータ

    書籍紹介:大規模データ管理(エンタープライズアーキテクチャのベストプラクティス) | フューチャー技術ブログ
  • 書評 「生物学者のための科学哲学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    生物学者のための科学哲学 勁草書房Amazon 書は生物学にかかわる科学哲学の主要トピックについて科学哲学者や科学史家たちが解説したもの.編者は科学哲学者のカンプラーキスと生物学者のウレルで,書名にもあるように想定読者としては生物学者が念頭に置かれている. これまでの生物学の科学哲学の入門書だと「種とは何か」「自然淘汰の単位は何か」「系統樹の推定はどのような営みか」「利他行動の進化とマルチレベル淘汰」「発生システム論」などの個別の各論のトピックが主要テーマになっているものが多いが,書が取り上げるものは必ずしも「生物学の科学哲学」に限らないということで,「説明」「知識」「理論とモデル」「概念」などの基礎ブロック的なテーマが数多く取り上げられていてなかなかハードな内容になっている.原題は「Philosophy of Science for Biologists」. 第1章 なぜ生物学者は科

    書評 「生物学者のための科学哲学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • [書評] ハッキングAPI ―Web APIを攻撃から守るためのテスト技法

    サマリ ハッキングAPI―Web APIを攻撃から守るためのテスト技法(2023年3月27日発売)を読んだ。書は、Web APIに対するセキュリティテストの全体像と具体的なテスト方法を記載している。ペンテスターは、APIの検出、APIエンドポイントの分析、攻撃(テスト)を行う必要があり、そのために必要な情報がすべて記載されている。また、実習のためのツールと「やられサイト」を複数紹介し、具体的なトレーニング方法を解説している。単にツールやサイトの使い方の説明にとどまらず、格的なペネトレーションテストの考え方を説明している。 書の想定読者はAPIのペネトレーションテストを実施するペンテスター及びペンテスターを目指す人であるが、API開発者やウェブアプリケーション脆弱性診断員にとっても有益な内容を多く含む。 重要事項説明 書の監修者の一人(洲崎俊氏)と評者は知人関係にある 評者が読んだ書

  • 「Rust Atomics and Locks」を読んだ

    Rust Atomics and Locks」を読んだ #2023-02-05 発売前からすごく楽しみにしていたで、発売日に買って年末から一生懸命読んでいた。 今なら以下から無料で読める。 https://marabos.nl/atomics/ 内容としては求めるものが分かりやすく書かれており、すでに2023 年に読んで良かったの1つに入りそう。 目次書籍を通して得たかった知識 #例えば以下のようなコードを書いた際に、println!でどのような数値のペアが表示されるのか。結論から書くと0 0,10 20といった値がまずは思い浮かぶと思うが、0 20というペアで表示される可能性もあるとされており、その際以下のような疑問・不明点があった。 0 20と表示になるのはどのような条件で何が起こった場合なのか強いメモリモデルとされるx86でも0 20というペアは発生するのかケースにおいてx8

    「Rust Atomics and Locks」を読んだ
  • 「競技プログラミングの鉄則」のレビュー - じじいのプログラミング

    米田 優峻さん(E869120@ICPC2022 (@e869120) / Twitter)の著書「競技プログラミングの鉄則 ~アルゴリズム力と思考力を高める77の技術~」をご恵贈いただきました。その感想です。 競技プログラミングの鉄則 (Compass Booksシリーズ) 作者:米田 優峻マイナビ出版Amazon 素晴らしい内容で競技プログラミング初心者への最初の1冊として最もお勧めできるです。特に、数学も得意というわけではなくプログラミング自体も初めてという方には、ダントツで一番お勧めできるです。 書の良い点 1.図が分かりやすい。 最初の48ページが無料公開されているので、百聞は一見にしかずということで見ていただけると良いと思います。i www.dropbox.com 図自体分かりやすいですし全編カラーで書かれているのも良いです。段階的に説明すべきものについて無理に1枚に納め

    「競技プログラミングの鉄則」のレビュー - じじいのプログラミング
  • ThatGeoGuy - Book review: The Little Typer

  • 大塚淳『統計学を哲学する』について - mercbeinpのブログ

    この記事は、大塚淳『統計学を哲学する』(2020年、名古屋大学出版会)についての記事である。特に、哲学の観点から、書における認識論への言及について論じる。 先に自己紹介をしておこう。私は数年前に大学院の修士課程を修了し、それ以降は特に哲学とは関係のない仕事をしている。大学では、学部・院を通して分析的認識論を勉強・研究していた。伝統的・非形式的な認識論のほうが詳しいと思っているが、形式認識論(特に確率を用いるベイズ認識論)についても関心を持っていて、博士課程に進んでいたらベイズ認識論を中心にした研究を行おうとも思っていた。数年前の記事になるが、私がどのようなトピックを学んでいたかは、現代の分析的認識論を紹介したこのブログ記事を読むとより把握できると思う。 踏まえて、以下の文章は主に哲学の視点からみたものになり、記述の大半は哲学的認識論に割かれている。帰納推論や因果推論などのトピックについて

    大塚淳『統計学を哲学する』について - mercbeinpのブログ
  • 青木健『ペルシア帝国』(講談社現代新書 2020年)の諸問題|アザラシ

    「ひどいよドクロちゃん。何がひどいって全部ひどい」 (OVA「撲殺天使ドクロちゃん」第2期4話より) この記事ですが、タイトルに掲げました通り、青木健『ペルシア帝国』(講談社現代新書 2020年)を読んでの感想や批評、および古代ギリシア史を学んだ人間からのツッコミです。 『ペルシア帝国』がお手元にあって、なおかつどんな問題点があるかを把握したいという人向きの記事ですので、「面白ければヨシ!」という方にはオススメしません。 また、私の専門分野の都合上、書全体の4分の1程度、アカイメネス朝に関わる部分のみを批判の対象としています。これ以外の時代・地域の問題点を把握したい方は以下の記事やレヴューが参考になります。 ・春田晴郎先生の連続ツイート https://twitter.com/HarutaSeiro/status/1307841405193080832 ・「青木健著『ペルシア帝国』で確認

    青木健『ペルシア帝国』(講談社現代新書 2020年)の諸問題|アザラシ
  • BPF Performance Toolsを読んだ感想 - go_vargoのブログ

    BPF Performance Toolsを読んだので、感想ブログです。 先に感想を言っておくと「最高」でした。 BPF Performance Toolsとは? NetflixでKernel・パフォーマンスにかかわるチューニング・アーキテクチャを専門にしているBrendan Greggさんが書いたです。BPFのiovisorというTracing分野の第一人者でもあります。 www.brendangregg.com 2019年12月に発売したばかりなので、BPFの分野では最新のでしょう。他の著書に有名なとして(日語版の)「詳解システム・パフォーマンス」があります。 BPF Performance Toolsは「詳解システム・パフォーマンス」第二弾と言えるかもしれません。ちなみにページ数は880Pあり、Kindleで表示される読み終わるための平均的な時間は「27時間30分」で、大作R

    BPF Performance Toolsを読んだ感想 - go_vargoのブログ
  • Daily Life:『メタ倫理学入門』へのコメント

    March 25, 2019 『メタ倫理学入門』へのコメント 佐藤岳詩『メタ倫理学入門』はメタ倫理学に特化した入門書である。メタ倫理学の100年あまりの歴史の中で議論されてきたさまざまなテーマや、そのそれぞれのテーマについてのさまざまな立場が手際よく整理され、紹介されている。ときどき挟まれるフローチャート形式の分類図も読者にとっておおきな助けになる。分野外の人にとってなかなかアクセスしにくかったメタ倫理学という分野の全体像を広く紹介したという意味で、書の価値は非常に大きい。 書の独自性は、話題の配置にもある。メタ倫理学の歴史は言語の分析からヒューム的心理学の是非や道徳形而上学へと議論の領域を拡大してきたが、書はそれを逆にして、道徳形而上学から話をはじめる。それはおそらく、善や悪があるかないかという問題設定の方が、道徳語は何かを記述するかしないかという問題設定よりわかりやすいだろう、と

  • The Why of the World - Boston Review

  • 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    【現地参加・オンライン視聴】2024/11/30(土)19:00-20:30 金原…【現地参加・オンライン視聴】2024/11/30(土)19:00-20:30 金原 瑞人・中西 史子 × 鹿島 茂 『サド侯爵の呪い 伝説の手稿『ソドムの百二十日』がたどった数奇な運命』を読む書評アーカイブサイト・ALL REVIEWSのフ… 【現地参加・オンライン視聴】2024/10/30 (水) 19:00 -20:30 …2024/10/30 (水) 19:00 -20:30  華雪×豊崎 由美 、ジュンパ・ラヒリ『わたしのいるところ』(新潮社)を読む書評アーカイブサイト・ALL REVIEWSのファンクラブ「ALL REVIEWS 友の会」の特典対談番組「月刊ALL REV… 【アーカイブ視聴可能】2024/09/26 (木) 19:00 -20:30 古川 日…2024/09/26 (木) 19:

    好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
  • Book Review: Practical TLA+

  • ■ - golden-luckyの日記

    「そういえば前職でこの話を業務ブログに書いてたな」と思った話があって、検索したところ、ひっかからない。トップページからリンクをたどっても見当たらない。いやな予感がしてもうちょっと調べたら、過去の記事がぜんぶ、しれっとなかったことになっていた! 幸い、Internet Archivesではまだ残っていたので、自分が書いた文章のうちあとで参照したくなるやつを拾っておいた。『すごいHaskell』のサイン会の写真とか、たぶん日のコンピュータサイエンス史にとって貴重なはず。 2015年6月23日 Kent Beck+角征典『エクストリームプログラミング 』完全新訳、6月26日発売 2015年2月26日『基礎からわかるTCP/IP ネットワークコンピューティング入門 第3版』、今日発売! 2015年2月23日『新装版リファクタリング ―既存のコードを安全に改善する―』のここがすごい (「ITエンジ

    ■ - golden-luckyの日記
  • ジョイスの迷宮 - 今日もぐだぐだ

    ジョイスの迷宮(ラビリンス): 『若き日の芸術家の肖像』に嵌る方法 (ジャパニーズ・ジェイムズ・ジョイス・スタディーズ) 作者: 金井嘉彦,道木一弘出版社/メーカー: 言叢社発売日: 2016/12/05メディア: 単行この商品を含むブログ (4件) を見る わたしはジョイス学者ではないし、イギリス文学者でもないのだけども、どういうわけか近年ジョイス関連の方々と縁がある。ご恵投賜った。ジェイムズ・ジョイスの短編集『ダブリナーズ』刊行百周年を期したジョイスの罠―『ダブリナーズ』に嵌る方法(こちらについてはツイッターのほうで呟きっぱなしになっている)に続き、今度は『若い芸術家の肖像』刊行百周年を記念した論文集の上梓となる。書は、「ジャパニーズ・ジェイムズ・ジョイス・スタディーズ」(JJJS)と冠された叢書の第一弾でもあるらしい(Jが多いからといって「ジョジョ」の係累と勘違いするなかれ)。ジ

    ジョイスの迷宮 - 今日もぐだぐだ
  • Stretch Genes | H. Allen Orr

    Nat Farbman/Time Life Pictures/Getty Images Bushman children playing games on sand dunes in the border area between Botswana and South Africa, 1947. The photograph appeared in the Museum of Modern Art’s ‘Family of Man’ exhibition, organized by Edward Steichen in 1955. 1.Science and science journalism are different things. Though each is valuable, they require at least partly different skills. Scie

    Stretch Genes | H. Allen Orr
  • Charging Into the Minefield of Genes and Racial Difference (Published 2014)

  • How To Read "Pearls of Functional Algorithm Design"

    How To Read Pearls of Functional Algorithm Design Ever felt more ignorant the further you get into a book? Pearls of Functional Algorithm Design is one of those. Lots of people are mystified by this book too, so it’s not just you. Moreover, it’s not the book’s fault either because it’s written for a very select readership. It turns out that even if you’re not inside that select readership, there’s