はじめに 年の瀬ですね。X(旧 Twitter)のタイムラインが組版の話で盛り上がっていたため、自分も軽く参画したところ思いのほかアツくなってしまい、今なお組版への熱が失われていなかったことを再確認した 12 月初旬です。 さて、春先に TypeScript 上にてプログラマブルに作動する日本語組版処理システム(以下、仮称として minitype を用います)を構想し、数週間掛けてプロトタイプの実装を行っていました。ところが、今年度に入って個人開発にリソースを割く余裕がなくなり、宙ぶらりんな状態のまま年末を迎えてしまいました。まだ開発途中ではありますが[1]、折角なので「日本語組版処理システムの夢[2]」としてアイデアを供養するとともに、具体的なプロトタイプの実装を示したいと思います[3]。 実装についてはソースコードを見ていただくとして、本記事では特に「ユーザがどのような記述をするとどの
