世界中の研究者たちがコラボレーションできたら研究のペースが進み、世界はもっとよくなる――そんな考えを抱いたドイツの医学生が研究者向けのSNSを立ち上げた。その名は「ResearchGate」。世界190カ国以上で700万人の研究者が利用する唯一の研究者向けソーシャルサービスだ。ドイツ・ベルリンにあるResearchGateのオフィスで、創業者のIjad Madisch氏に話を聞いた。 ResearchGateの共同設立者兼CEOを務めるIjad Madish博士。学者としてのキャリアを振っての起業に「リスクはまったく感じなかった」という。「10年に一度の(革新的な)プロジェクト。生きている限りResearchGateを続ける」と語る。 ResearchGateは、ほかのソーシャルネットワークサービスと同様に、研究者が自分のプロフィール情報を公開できる。研究者同士がコネクトしてメッセージのや