スマート家電のブランド”Nest”の創業者トニー・ファデル(Tony Fadell)は、Nestが既にGoogle(現在のAlphabet)に買収されて一グループ企業になったため、Googleの人といえる。しかし彼のもっと有名な肩書きがある。それは【iPodの父】だ。 最近、シリコンバレーフォーラム基金が主催したサロンイベントで、ファデルが15年前にAppleで初代iPodを研究開発した経緯を語っているのでご紹介。 iPodの概念やアイデアの原型は、ファデルがDJをしていた時に感じた問題から端を発している。彼は毎日大量のCDを持ち歩かなくてはいけなかったので、何らかの自動プレイヤーを用意して、そこに大量のCDを入れることができたらいいと考えたのだ。そしてそれが彼がフィリップス(Phillips)を辞職して創業したFuseの主な製品となった。 しかしFuseは成功しなかった。ファデルは当時の
!["iPodの父"トニー・ファデルが語る、iPod開発秘話とジョブズを譲歩させて成功したエピソード](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9f273b12259c8c24efb038bbfcdc6a8d6eba4854/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxiaolongchakan.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F03%2FTony-Fadell_iPod.jpg)