先月初めに行われたWWDC(世界開発者会議)2017の基調講演で、米Apple社は新しい10.5インチiPad Proと、従来の12.9インチiPad ProにはどちらもA10X Fusionチップが使われることを発表しました。A10Xチップでは、従来の9.7インチiPad ProよりもCPUが30%速く動作し、グラフィックパフォーマンスは40%上がるとされています。これまでAppleが自社開発したチップについては、公式に製造プロセスが明かされることはありませんでしたが、TechInsightsがA10Xチップは10nm FinFETプロセスによって製造されていることを確認しています。 このA10Xチップには、TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)によって、新しい10nm FinFETプロセスが使われています。そしてTSMCにとって
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