サプライヤーやサプライチェーンの動向は、Appleの将来の製品を占うのに絶好の材料だ。 昨日の台湾DigiTimesの報道によると、TPK Holding(宸鴻科技)が銀ナノワイヤーを利用したフレキシブルタッチパネルの生産を加速しているという情報が入っている。TPK HoldingはAppleより公式に発表されているサプライヤーリストに名を連ねているだけに、同社の挙動は将来のAppleのiOSデバイスと関係があるとみてもおかしくない。 TPK HoldingのMicheal Chung代表取締役兼CEOによると、同社は銀ナノワイヤー技術に関する200以上の特許を取得しており、この銀ナノワイヤーが透明電動膜ITO(酸化インジウムスズ)の代替物質となるとしている。インジウムは高価で安定供給に限界があり、また脆弱で曲げ耐性もなく、薄膜作製には真空過程を必要とするためコストがかさむことから、代替物