摘発が困難だったフル電動自転車。大阪府警は全国で初めて取り締まりに乗り出した=大阪市中央区(桐山弘太撮影) 動力の特定が難しく、摘発が困難だった「フル電動自転車」について、大阪府警は27日、全国で初めて道路交通法違反での摘発を含めた取り締まりに乗り出した。繁華街での利用者が増え、ヘッドライトなどを整備しないままで夜間に事故を招くケースも目立っており、府警は「徹底的な取り締まりで市民の安全を守りたい」としている。 フル電動自転車は、サドル下に搭載したモーターでペダルをこがずに走行できる。道交法上は「原動機付自転車」に分類され、公道の走行にはナンバーの登録や免許の所持、方向指示器や速度計などの整備が必要とされる。 しかし、大半は方向指示器やバックミラー、ヘッドライトなどを備えておらず、事故が多発していた。 道交法では、車両の動力の大きさで「種別」を区別しているが、フル電動自転車の動力の大きさの