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ブックマーク / m-urabe.hatenablog.com (9)

  • ■ - 寄生虫ひとりがたり

    アホウドリを追った日人――一攫千金の夢と南洋進出 (岩波新書) 作者: 平岡昭利出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/03/21メディア: 新書この商品を含むブログ (14件) を見る一気に読んでしまいました。明治期から戦前までの太平洋離島の開発史、というより収奪史ですが、「離島の生態」と「経済」と「国際問題」をみごとに連結しています。小笠原・鳥島や尖閣諸島での一獲千金のアホウドリ捕獲から始まって、これらの島が枯渇したあとのハワイ近海での密猟、労働者の実態(かなり悲惨です。悪質な雇用者では、船で羽毛だけを回収し、労働者は島に置き去りというケースも頻繁にあったそうです)、南方諸島の海鳥およびグアノ資源をめぐる日米の軋轢へと時代は進んでいきます。特に、今でも少年向け冒険物語のように読まれている「龍睡丸漂流記」の裏事情に対する著者の分析は見どころ。そのほか、生態学をやっている方とすれ

    ■ - 寄生虫ひとりがたり
    xnissy
    xnissy 2015/05/10
    アホウドリを追った日本人――一攫千金の夢と南洋進出 (岩波新書)
  • 2014-05-03

    陸水学会(会の方)企画委員@草津。私はシンポの企画には協力しているけれど、学会運営に関する大局的な視点はからっきしなので、ほとんど発言できず、初めて話を聞いてへえ〜と思うこともしばしば。まあ勉強にはなった。個人的には、ここ20年ほどの間に、陸水学に関連する学会がずいぶん増えてジャンルが細分化されてきたので、その中で老舗の「陸水学会」がどのように位置づけられるのか、いずれ議論が必要になるだろうと思う。 今日の議論に参加された某氏のブログを読むと、その方の大学で何やらごたごたしているらしい。そちらのサイトにはコメントできないので、こちらに書いておきますが、大学内で起きていることはできるだけオープンにすべきだと思います。国公立大学職員は「みなし公務員」なので、公務員人あるいは所属する大学にとって不名誉なことを誰かが公言したとしても、それが事実であると証明できる限り、公言した当人が罰せられるこ

    2014-05-03
    xnissy
    xnissy 2014/05/04
    公務員も"本人あるいは所属組織にとって不名誉なことを公言したとしても、それが事実であると証明できる限り、公言した当人が罰せられることはありません"ということか。
  • 旬のヒル - 寄生虫ひとりがたり

    朝日新聞。 零下196度でも死なないヒル 国内に生息、確認 http://www.asahi.com/articles/ASG1Q5V2WG1QUJHB012.html このエラビル,実は非常に面白い行動をする動物で,私も「科学の祭典」などで子供に見せられないかなあと考えたことがあります。せっかくニュースになったので,旬の生き物としてどこかの水族館か博物館で展示してくれないでしょうか。カメから引っぱがして水を張ったプラカップに入れておき,時々水面上に手をかざしてやるだけでよいのです。子供は絶対に面白がりますよ。

    旬のヒル - 寄生虫ひとりがたり
    xnissy
    xnissy 2014/01/25
    見つけたらやってみよう。でもこの時期カメいないよ……
  • 英文作法 - 寄生虫ひとりがたり

    Accepted common nameに続けて学名を記述する場合、コンマを入れない。 the Amur catfish Silurus asotus Accepted common nameではない英名に続けて学名を記述する場合、コンマを入れる。 the freshwater snail, Semisulcospira libertina そうなのか。 「英文は前置詞では終わらない」というコメントをもらったが、「英語ニューハンドブック(長井編、萩原改訂、研究社、1967)によると、「前置詞の目的語はよく省略されることがある。このときには、もはやその語は前置詞ではなく、副詞の一種になったものと考えられる」という記述があって、「I have a coat on [my back].」という例文が出ている。こういう用法ってごく普通だと思うのだが…(頭抱え)。

    英文作法 - 寄生虫ひとりがたり
    xnissy
    xnissy 2010/07/18
    "Accepted common nameに続けて学名を記述する場合、コンマを入れない。", "Accepted common nameではない英名に続けて学名を記述する場合、コンマを入れる。"
  • 2010-03-16

    生態学会2日目で、今日は「博物館の生態学」の自由集会に参加した。発表者内輪だらけ。 soishidaさんのプレゼンテーション。概念の学問である生態学の展示は難しい。博物学なら、対象が自然物か人工物かの違いだけで図書館や美術館と同じだから、ずらりと並べて多様性をこれでもかとばかりに見てもらうのが展示の神髄だろうが(違っていたらごめんなさいね、業界の方々)、生態学はまったく逆で、ある意味「加工状態でしか見せられない」。であるから、私はゲーセン方式でいいんじゃないかと思う。 Y冨さんのプレゼンテーション。展示メディアの試作と改良のプロセスについての講演。現場の方々には、展示の制作過程そのものが利用者を含む博物館全体にとって重要な活動であることは言わずもがなだろうが、ハコを作る行政サイドには忘れられがちかもしれない。むしろそちらに聞かせたい講演だったかも。 この後の、個人趣味に暴走したkensuk

    2010-03-16
  • 2006-03-19

    京都へ。学生時代から20年来このかたお世話になっているS師が今月いっぱいで退職されるので,その(正規には)最後のお勤めと,その後の謝恩会に招かれた。 S師は40年近く京都で仕事をされたわけだが,職業柄,人の冠婚葬祭の殆どに立ち会うことになるので,古くからの付き合いの人の中には,その人の人生の節目のほとんどすべてにS師がいたという人もいるのである。こういう,人の一生にずっと陰ながら寄り添うような仕事というのも,世間的には目立たないが尊いものだ。今日は,皆からのお祝いの挨拶に込められた様々な感慨を聞きながら,少々羨ましく感じた。大学の教員や会社人で,退職の時にこういうふうに送ってもらえる人は何割ぐらいいるのだろうか。残念ながら,大学には茶番劇にすぎない退職祝いというのもないわけじゃない。 4月からS師は,自宅のある高島市で主に過ごされることになる。今より時間ができるだろうから,時々遊びに行きた

    2006-03-19
    xnissy
    xnissy 2006/03/20
    「横紋筋の観察材料として「さくらでんぶ」が便利である」issen-ML面白そうだな。
  • 琵琶湖とシジミと寄生虫 - 寄生虫ひとりがたり

    昨日,大学の環境科学セミナーの2回目で「琵琶湖と共生する漁業」という講演会があった。プレゼンテーターは院生K君と,実際に琵琶湖で長年漁業に従事しておられるMさんである。 Mさんの家は,もとはシジミ漁で生計を立てておられたそうだが,昭和60年ごろにはシジミもイケチョウガイもとれなくなり,魚漁に転向したという話であった。貝類は元来琵琶湖の漁獲の大部分を占めていたというのは,漁業統計を見ればすぐに分かる。今ではイケチョウガイは淡水真珠養殖所以外では見られなくなり,シジミも,南湖はもとより北湖でもとれる場所が減少してきている。Mさんの印象ではシジミの減少の原因は砂場の消失で,水質悪化によるヘドロの堆積に加え,河川からの流砂の減少と湖内での大規模な採砂が原因ではないかと考えておられた。 私はカワヒバリガイに随伴してきた移入寄生虫を研究しているのであるが,何の経済価値もないカワヒバリガイを輸入する人は

    琵琶湖とシジミと寄生虫 - 寄生虫ひとりがたり
  • ■ - 寄生虫ひとりがたり

    今日は,文献調査のアルバイト学生を連れてB博へ,ここの,未発表資料を含む報告書の中に,目的のものがかなりあると見ていたのである。私にはおなじみのB博であるが,福岡にいる間は一度も行っていないし,滋賀へ移ってからも実は初めての訪問で,約4年ぶりということになる。これが噂の巨大風車か。 図書室に学生を放り込み,そういえばため池の特別展をやっていたっけとホールに出てみたら,特別展ホールの扉が全部閉まっている。あれ?と案内嬢に尋ねてみたらなんと一昨日で終わっていた。ついてない。 しょうがない,ショップで新しいでも探そうかとホールを歩いていたらN井氏を発見。実は同氏に会うのも滋賀へ来てから初めてである。お久しぶりですね,とご挨拶したら,「ちょっと来て来て」と学芸員室へ連れて行かれた。そこで,最近関東地方にも侵入しているというカワヒバリガイの話を聞かされて,写真を見せてもらった。人の背丈より大きい土

    ■ - 寄生虫ひとりがたり
  • 2006-01-21

    昨日,テレビで東工大がリスニング試験のため,学内に巣くうワカケホンセイインコの騒音対策に追われているというニュースをやっていた。そういえば,秋の院入試の時に,試験室の窓が開いていたせいもあるが,環濠のアヒルの声がやたらうるさかったっけ。こんな感じでクレシェンドする。(mf)クワーックワックワックワックワックワッ(piu f)クワーックワックワックワックワックワッ(f)クワーックワックワックワックワックワッ(息継ぎなしで読むこと)。 今回は大丈夫かなあと思いつつ試験会場へ出かけたら,アヒルの姿が見えない。おや,試験期間中はやっぱり誰かが何処かに格納したのかしらと感心した。 リスニングではタイムキーパーを仰せつかった。受験生と一緒に音声を聞いて進行状況を確かめていく役割である。当然,ついでに回答もしてみる。幸い,私の担当の受験室は何のトラブルもなく無事終了した。しかし,他の受験室で,試験開始の

    2006-01-21
    xnissy
    xnissy 2006/02/01
    マップ関連話題
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