セックスの「筋書き」はどう変わったか 「恋に効く」「愛」「きれいになる」「彼とのコミュニケーション」…。現代においてセックスは、女性たちの間でカジュアルに語られ、受容され、「研究」されている。しかし、そのカジュアルさの一方で、「モテ」や「女子力」的なものの延長にセックスが位置付けられることに違和感を覚えるという声もある。 セックスは社会的に構成されているものである。私たちは、セックスの際にどうふるまい、何をすべきで何をすべきでないかといった筋書き(sexual script)を社会的に形成している。このようなセックスの筋書きは、ポルノや雑誌、ネット記事、SNS等で流布されており、私たちのセックス観をつくっている。 本稿では現代の女性たちのセックス観を形成するものについて考える。とくに、女性たちの置かれている社会的経済的位置とセックス観のつながりを重点的に考察してみたい。 ※本記事ではセック
![日本女性の「セックス観」の劇的な変化、そのウラで起きたこと(元橋 利恵) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1cce293a12ea98c4046910bf774b4f84eaa8d185/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fa%2Fc%2F1200m%2Fimg_acb84ae07dbeb3a7bd44d6c07255e5a7103625.jpg)