能登半島地震で広い範囲で携帯電話が使えなくなったことを受けて、総務省が原因をまとめたところ、通信ケーブルの切断による割合が6割近くに上り、過去の災害と比べて大きかったことがわかりました。国は今後、基地局の強じん化や避難所での衛星通信の活用など、災害時の通信確保に向けた対策を進める方針です。 能登半島地震では携帯電話サービスも大きな被害を受け、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの大手4社では、あわせて800を超える基地局で電波の送受信ができなくなりました。 このため、能登半島の6つの市町のサービスエリアのうち ▽KDDIは1月3日に最大82%で ▽NTTドコモは1月4日に最大70%で ▽ソフトバンクは1月3日に最大45%で ▽楽天モバイルは1月3日に最大38%で 携帯電話が使えない状態になったということです。 総務省が基地局ごとの原因をまとめたところ ▽外部からの電気の供給や