西武鉄道の多摩湖線と山口線の乗り換え駅である西武遊園地駅が、2021年3月13日のダイヤ改正と同時に「多摩湖駅」に改称された。これは同駅に隣接していた西武園ゆうえんちの正面口が、リニューアルによって閉鎖されるためだ。新しいメインゲートは山口線の遊園地西駅が最寄りとなり、同駅は「西武園ゆうえんち」駅に改称された。 西武遊園地駅は1979年に多摩湖駅から改称された。つまり多摩湖駅という駅名は42年ぶりに復活したことになる。また、この西武遊園地駅は実は二代目で、かつては別の場所に山口線(二代目)の初代西武遊園地駅が存在していた。さらに、西武遊園地駅付近には西武鉄道西武園線の西武園駅も存在する。 そもそも半径300mほどのエリアに同じ鉄道事業者の複数路線の駅が独立して存在するというのも不思議な話だが、これは多摩湖線、山口線(初代・二代目)、西武園線、さらには狭山線の生い立ちが関係している。そこでこ
![42年ぶり復活「多摩湖駅」、複雑な西武線の歴史](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/140e0bf956a8bb4fa7c6f350138abb0e748f96d2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F6%2F5%2F1200w%2Fimg_65ef1b4623088ef2c9e397201996385271793.jpg)