報告会は、認定NPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」が運営する「空飛ぶ捜索医療団 ARROWS(アローズ)」が開いた。医師や看護師、レスキュー隊員などで作るARROWSは、豪雨発生直後の7月4日から熊本県南部の災害現場に入った。行方不明者の捜索活動や避難した被災者の診療、物資の配布などに当たっている。 ARROWSメンバーで、NPO法人「アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)・ジャパン」(佐賀市)の根木佳織さんは、物資供給の現状を報告。「佐賀県を拠点に被災地にマスクや消毒液、靴下、肌着などの物資を届けている。服が濡れたまま命からがら避難してきている人もいます。予想していたよりも被災者が多く、支援物資や備蓄が全く足りていません」と訴える。